外側溝の同定!
なぜ外側溝を同定するのか?
外側溝の主部は前頭・頭頂葉を側頭葉と隔てる枝(後枝)であるが、前頭葉にも2つの小枝(前上行枝と前水平枝)を出している。
外側溝の後枝は縁上回を同定するための指標、前上行枝はブローカ野を同定するための指標として重要である。
まずは島を見つける!
横断面で外側溝を同定するには、まずは島を同定するとよい。
島は外側溝の奥に存在する大脳皮質であり、脳の外周ではない領域に存在する波打ってた構造物は非常に目立つため、容易に同定できる。
島から外側に出ている溝が外側溝の前上行枝である。
なお、外側溝の前水平枝を横断像で同定するのは難しい。
参考文献:リハに役立つ脳画像 p27
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