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共に、エイジング

「ダウンパーカー」のお話し。

今回はこちらを紹介します。

FIRST DOWN × Orange × FREAK’S STORE
/ ファーストダウン × オレンジ × フリークスストア
懐かしくて、新しい90年代
「難燃 FIREPROOF ダウンパーカー」


難燃素材、いつ使う?

近年、「難燃素材・加工」の衣類が増えています。
やはりアウトドアブームの影響でしょうかね?

「難燃」と言われ、真っ先に思い浮かぶシーンがキャンプやバーベキュー。
調理や焚き火の際、気を付けていても火の粉により、知らず知らずのうちに小さな穴が開いてしまいます。
化繊の場合、最悪です。

「キャンプもバーベキューもしない」そんな人もいます。
むしろ、しない人の方が多いですね。

花火や溶接作業はどうでしょう?
しないですかね? しないですね。

「難燃」、必要ない人には、全く必要ない機能です。

ただ、個人的に「難燃」はおまけ感覚です。
難燃素材・加工の生地が好きです。
独特の風合いがあり、経年変化を楽しめる素材です。
多少の汚れなら気にならず、むしろ味として「自分の証」となります。
デニムやモールスキンなどのように、使い込むほど味が出て、自分との距離が縮まるような、そんな生地です。

織りの密度も詰まっているので、キズやスレにも強いです。
茂みで小枝が引っかかり、「プスッ」っとやっちまったことありませんか?
スタッズいっぱいのライダースを着た人とすれ違った時、「ズリッ」っとやっちまったことありませんか?
ギューギュー詰めの電車、誰かのカバンの金具で「あっ」っとやられたことありませんか?
ミッチリ詰まった織りなので、こんなシーンでも安心です。

独特の風合いの恩恵で、汚れは思い出になり、使い込むほど趣が出る。
しっかり密度の生地のおかげで、トゲトゲや引っかかりに強い。
ほら、「難燃」がおまけのようにも思えてきませんか?

ちなみに、フードの内側まで難燃素材です。


90年代の空気感

ビッグシルエットが流行した90年代。
今では定番のスタイルですが、当時はチビTかダボ系かで、ヤングたちのファッションは大きく分けて、二分していました。
「アメカジ」や「ストリートファッション」の最盛期です。
当時のヤングたちは700円台のバイトで必死に稼ぎ、ほとんどが洋服代に消えていました。
片っ端から古着屋を回ったり、ヤンキーからのヤング化を目論んだり、板を持っていない丘サー、ラジカセを持ち歩くB系、とっぽいオーラのモッズ系・・・。
みんなが自分を表現するために思いっきりファッションを楽しんでいる、おもしろい時代でした。

そんな90年代の空気感と現代的なアウトドアスタイルを融合させたゆったりサイズのダウンパーカーです。

90年代にヤングだった私からすると、懐かしく感じます。
(特に「35 / キャメル」なんて、まさに90年代)
90年代にまだ生まれていない人からすると、「今」の定番なのでしょうね。

90年代と「今」の融合ですから、懐かしくも、新しさを感じます。

例えば、ポケット。
当時ならフラップポケットでしたね。
「ココ、ポケットです」と、デザインのポイントとなるような。
今はシームポケットです。
あえて目立たなくすることで、スッキリとした印象になっています。
パッと見は90年代風ですが、やはり今っぽいスタイリッシュさはあります。


首元? フード? 筒じゃなくて?


カテゴライズできない「美」

難燃素材でミッチリ詰まった綿生地です。
しっかりした生地なので、首元がすごくしっかり立つんです。
首が短い私だと、顔が半分埋まる高さです。
(苦しくて、タートルネックが着られないほどすごく短いので、あまり参考にはならないかも知れません)
防風対策、寒さ対策はもちろんバッチリです。

それだけでなく、見た目もキレイです。
高さのあるしっかりとした首元とペチャらないフードで、360度、どの角度から見ても美しいシルエットです。
しっかりとした生地なので、フードまでシルエットがキレイです。
横姿、後ろ姿、すごくキレイ!
後襟やフードがきちんと立つことで、後頭部までしっかり暖かい。
三首(首、手首、足首)冷やすと、風邪ひきます。

ファスナーを一番上まで閉めて、スナップボタンも閉める。
フルオープン時とは全く異なる印象になります。

アウトドアの機能を持ちながら、ワークテイストもあり、スタイリッシュでラグジュアリーブランドのようでもある。
ガシガシ使える生地感ながらも、美しい立ち襟で、洗練されたモダンな印象にもなる。
これはもう、ファッションの系統をカテゴライズできるレベルのアイテムではありません。
この美しいシルエットは、神の領域です。

アームホールにゆとりがあるので、動きを妨げません。
このあたり、さすがアウトドアです。
インナーに厚手のニットを着ても、スウェットを着ても、高速でブンブン動けます。
上腕二頭筋だとか上腕三頭筋だとかがものすごいキン肉マンでない限り、ビチビチのパンパンにはなりません。

丈夫な生地ですが、思ったよりはゴワゴワしません。
イメージよりも、重くないと感じました。
特に着ると、重さは感じませんでした。
あくまでも、「私は」です。
参考にしてください。


素材の経年変化を楽しみながら、長く長~く着用できるダウン。
寒くなると袖を通したくなる。
思い出が蓄積されていく。

懐かしくて、新しい90年代
「共に、エイジング」
手に入れたくなりません?


360度の「美」


こちらも難燃(中わた)

同じ難燃素材ですが、ダウンパーカーの生地より糸が太いので、異なる生地感です


気分はニューヨーカー

SOPPLEX NYLON(サプレックスナイロン)
透湿 防風 耐久 軽量 UVカット



紹介しているアイテムは、タイミングにより完売になっている場合があります。
「悩み損」は悔しいので、在庫確認後に悩んでください。


戯言 Jagoo(ジャグー)

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