私の師匠が仙人みたいな食生活している件について|食の常識とは…
先生、仙人か何かなんですか…?
私に武道を教えてくれている先生は、今年52歳になったそうですが、体脂肪率は一桁台。
腹は当然のように割れています。(お腹殴らせてもらった時に分かった)
一日5時間以上稽古をし(もっとかも…)、その傍らで整骨院の院長をいています。
動き・技のキレと体力がすごい。一緒に練習していて、私は大汗かいてすぐ水休憩したがるのに、先生は呼吸ひとつ乱さない。
そんな先生、さぞ良いプロテイン飲んだり、ササミ生活しているだろうなと思っていたのですが、
1日1食で生活しているそうです。
皆様の周りには、そういう方いらっしゃいますか?
そんなことが可能なんですか…?!
消費カロリーと摂取カロリーがまるで釣り合っていなくないですか…!?
ペーパーとは言え、私も獣医師。代謝生理学やら栄養学やら内科学は一応学んできたつもりです。
この世の理の外にいるんじゃないかと思うような先生ですが、
健康や体の不調の原因に関するお考えを聞いてみると大変興味深い。
『空腹力 やせる、若返る、健康になる!』を読んでみた
こちらの書籍、ご存知でしょうか?
著者の石川結實(ゆうみ)先生は、血液内科を専攻している医学博士で、長寿郷として有名なコーカサス地域(グルジア)を長寿食の研究のために踏査するなど精力的に予防医学の研究をされている方です。
仙人先生と健康に関するお話をしていて、よく石川結實先生のお名前が出てくるので、気になって読んでみた次第です。
端的に言って、目からウロコが落ちまくる内容&とても実践しやすいダイエット方法についても書かれており、大変勉強になりました。
その内容を少しだけご紹介させていただければと思います。
朝食は無理に食べなくていい
「朝ごはんは食べなければいけない」
そう思っていたのですが、石原先生曰く「現代人は、基本食べ過ぎ、栄養過剰なので朝食は抜くくらいが良い(育ち盛りの子供は除く)」とのこと。
皆様、正直朝起きて食欲ありますか?
人によるとは思いますが、多くの方はお仕事から帰ってきて夕飯を食べるのは21時近く、その後ちょっと晩酌…なんて生活をしているのではないでしょうか。
そして0時過ぎに眠り、朝起きる。正直そこまでお腹空いてないけど、朝ごはんとして何か胃に入れる。
そんな生活をしている方はぜひ、この後ご紹介するダイエット法を試していただきたいです。
一般に朝食を食べることが推奨されているのは、朝に血糖値や体温を上げて、日中の活動に備えるためです。
しかし、胃腸で食べ物を消化するためにもエネルギーが必要です。そのため、物を食べると、胃や小腸に血流が集中して、脳への栄養・酸素の供給が滞ります。
食べ過ぎて、ボーっと眠くなったりした経験はないでしょうか?
朝、前日の食べ物も消化し切れていないのに、また新しい食べ物を胃腸に送ると、
胃腸にエネルギーが行ってしまい、肝心の脳や骨格筋へのエネルギー供給が減ってしまいます。
それならば、朝は食べないで、空いた朝食の時間に軽いストレッチや体操をして、体温を上げる方が良いとのことです。
手軽に取り組めるダイエット
石川先生がおすすめしているダイエットはこちら
どうですか!?できそうでしょうか…?
私は結構取り組みやすかったです。
ショウガが苦手なので、朝ごはんは食べず、昼ごはんは控えめ、よくお蕎麦を食べています。
初めのうちは、空腹に負けて普通に食べてしまうことも多々…笑
しかし、そこでめげずに、自分の体と相談し工夫をしながら
(例えば、食後にフルーツを食べておくと午後お腹が減りにくいなと感じたら、デザートとしてみかんを職場に持って行って食べるようにするなど…。)
取り組み続けようとするのが大切です。
そうするとだんだん、猛烈にお腹が空く、ということが少なくなってきました。
多少の空腹の方が体調いいかもというところにもう少しで持っていけそうな気がします(まだまだ調整中の身です)
朝食抜き生活3ヶ月め…実際のところ
正直、体調良いです!
個人的に感じたメリットはこんな感じです。
増えた朝の時間を長く寝るのではなく、散歩や体操などに使って体温を上げて体を起こすのが大切だと思います。
食い意地の張っている私は、「朝ごはんは朝ごはんで楽しみたい…」という気持ちも確かにありましたが、
色々試行錯誤していく中で
「朝ごはんは抜いた方が、体が心地よく動く」
という結論に達しました。
今は、たまに休日にブランチとして、カフェのモーニングや凝ったブランチを作ってみたりなんてして無理なく楽しんでいます。
仙人先生の1日1食生活はまだ、道のりが長そうです…。
大事なのは、自分で試すこと
大変有益な本書ですが、なかには受け入れられなかったり、「本当かよ〜」と思うようなことも、人によってはあると思います。
石川先生の理論の本質を見極めながら、自分の体調や体質に合わせて、取り入れられそうなところから小さく実践していくことが大事だと思いました。
石川先生も、朝食は抜いた方がいいとは本書全体を通じて述べていますが、こうも仰っています。
体質も環境も人それぞれです。ここは大前提。
この本に書いてある内容を読んでみて、自分の体に照らして実践する。
それがただの知識ではない、生きた智慧になると思います。
朝食抜き生活、いけそうかも…!
そう思ってくださった方は、明日からぜひ生活に取り入れてみてください!
ただし、無理は禁物…。自分の体調を見ながら少しずつ実践されてみてください!
ここまで読んでくださりありがとうございます!
他にも、仙人先生から教えていただいた本で、皆様にご紹介したいものがありますので、そのうちまたnoteにしたいと思います。