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新生児のお世話は2人以上でやらせてほしい

 先月末、はじめての子どもが産まれました。新型コロナの感染予防のため、立会いは叶わなかったのですが病院から母子ともに大事無く産まれたと聞いたときは、安堵と嬉しさでいっぱいになりました。
 現在、妻の実家にて子どものお世話をしているのですが、実際に新生児との生活を過ごす中で、「新生児のお世話は2人以上でやらせてほしい」と痛切に感じたことを、今回noteにしました。

〇目次
・3時間ごとに起きる過酷さ
・常に見守りが必要なお世話
・新生児のお世話は2人以上でやらせてほしい

〇3時間ごとに起きる過酷さ
 新生児は、身体がまだまだ未熟なため大人と同じように3度の食事のタイミングでは、栄養が不足してしまいます。頻繁に授乳が必要になり、併せてトイレも頻繁にします。当然、これは夜の時間帯も同様であり、我が家の場合は毎夜だいたい3時間ごとに起きてお世話をしています。
 つい数日前まで、一度就寝したら朝までぐっすり眠る習慣である人にとって、3時間ごとに起きなければならない(正確には、子どもの声で起こされる)環境に身を置くことは、大げさでなく過酷です。充分な長さで眠れないため、脳と身体が完全に休まってくれることがありません。かつ、いつ起きなければならないのか、毎夜その時の子どもの体調で異なってしまうので、身体にとって上手く習慣化することも難しいです。母親は、そこに授乳も加わるので子どもが再び眠るまで気を抜くことができず、より過酷だと感じています。

〇常に見守りが必要なお世話
 先ほどと同様に、新生児は身体が未熟ですから大人と比較して体調が非常に変わりやすいです。そのため、例えば寒く・暑くないか、顔色は悪くなっていないか等を定期的にチェックしなければなりません。もう少し成長して動き回れるようになれば、おかしな体勢になっていないか、危ない場所に近寄っていないかといったこともチェックしなければならなくなります。
 また、何か不快なことがあった場合に大人と違い自ら対応することができませんから、泣くことでお世話してくれる人を呼びます。この、「泣く」ことに関して、残念ながら現代社会(特に都心部)はあまり寛容ではありません。どうしても、自分の住む家の周りの人達が不快にならないよう、泣いたら直ぐに対応できるようにします。
 これらのことから、新生児の傍には常に見守りがいるお世話の体制を、引かなければなりません。

〇新生児のお世話は2人以上でやらせて欲しい
 ここまで書いてきた、新生児のお世話における環境を考えると、どうしても2人以上でやらせて欲しいと思います。
 まず、夜のお世話については可能な限り素早く対応して、新生児に早く再度眠ってもらうためには、2人以上の連携が必要になります。具体的には、母親が授乳している間に、父親がミルクの準備(母乳では足りないとなった場合)や授乳の補助(授乳体勢が楽になるようタオルを母親の腕下に挟む、授乳後にすぐ眠れるよう音楽をかける)を行います。
 次に、新生児のお世話をしつつもこれまで通り家事を行わなければなりません。新生児を誰かが常に傍で見守っているとなると、別の人が家事をしなければなりません。特に、洗濯物を干したり掃除をする場合は、新生児が見えない場所で作業せざるを得ませんから、絶対に2人以上の人が必要です。新生児が眠っている間に作業ができる可能性もありますが、夜のお世話で昼間は寝不足で新生児と一緒に昼寝をしておく方が良いですから、やはり2人以上の人が必要です。

 世の中には、おひとりで子どもを育てている方もたくさんいらっしゃいます。本当に尊敬するしかないのですが、2人以上で子どもをお世話できた方が、子どもにも親にもより良いことは間違いありません。できるだけ多くの親が、2人以上で子どもをお世話できるようになるにはどうしたらよいのか、今後も考えていきたいと思います。

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