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勉強をするのはどうしてか 子どもに伝えたいことシリーズ2

 先日、子どもに伝えたいこととして「世の中には天才も凡人も必要だ」というテーマのnoteを書きました。
 このテーマを書いていた時、「天才と言えば学問の分野の人をよく想起する。勉強をすることについても書きたいな」と思ったので、今回は勉強をする理由をテーマにnoteを書きました。

目次
・社会で生きていく力
・力を付けるには勉強しよう

○社会で生きていく力
 どうして勉強をするのかを考える上で、まず社会で生きていく力について整理してみます。
 私たち人間は、完全に一人で生活していくことはできず、たくさんの他人がいる社会の中で生きています。この社会で生きていくためには複数の力が必要になります。私は、主に「言葉が分かる力」「自分を伝える力」「論理的に考える力」「数字を使う力」「歴史・科学から未来を考える力」の五つが必要だと思っています。
 「言葉が分かる力」は、自分が「考える」ために必要となる力です。言葉を使って私たち人間は考えることができますから、言葉が分からないとその先の考えることができません。また、社会の中で他人とコミュニケーションをとるうえでも必要です。相手の話している言葉が分からなければ、協力し合うことができないからです。
 「自分を伝える力」は、他人に自分の考えを伝える上で必要な力です。自分自身が何を感じて何を考えているのか、言葉の力で把握したうえで他人に伝えることができなければ、他人と共に生きていくことができません。
 「論理的に考える力」は、物事を成し遂げるために必要な力です。最終的なゴールのために、何が必要になるのか、今から何を行っていけばゴールにつけるのかを考えるために、論理的に考える力が必須になります。
 「数字を使う力」は、時間やお金といった社会で大切な数の概念を使うために必要な力です。社会では、時間やお金という数の概念を使ったものがたくさんあります。これらを自分と他人のために使うには、数字を使う力が無ければなりません。
 「歴史・科学から未来を考える力」は、危険を避けながら自分が望む未来を掴むために必要な力です。歴史をみると、私たち人間はいくつかの条件が揃うと、同じような行為をしていることが分かります。今も、その条件に当てはまる状況であるかを考えれば、未来でも歴史と同じような行為をする可能性があることが分かり、危険を避けることを考えられます。逆に、自分が望む未来を掴むための条件を整えることも考えられます。一方で、科学の進歩により同じ条件でも少しずつ行為が変わってきているところもあります。今進められている科学が、これまでの歴史と比べてどんな異なる影響を与えるのかも、未来を考える上で必要になります。

○力を付けるには勉強しよう
 先に書いた五つの力を身につければ、社会で自分も他人もより良く生きていくことが可能になります。では、これらの力を身につけるには何をしたらよいのか、それが「勉強」になります。
 勉強をせずにこれらの力を身につけることは非常に困難です。なぜなら、普通に生きていては発見するまでに至らない膨大な英知によって、これらの力は成り立っているからです。勉強をすれば、これらの英知を発見までの途方もない苦労なく習得することができます。
 また、力を付ける勉強のうえで大切なのは、頭に入れるだけでなく自分の頭から引っ張り出すことです。実際の社会における生活で、自分で使いこなせなければ意味がないからです。

 皆さんはどう思いますか。

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