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夜にスンと寝れるほど、育児はなんで疲れるんだろう

 現在、私は第一子が生まれたのに合わせて育児休業を取得して、夫婦で育児に取り組んでいます。毎日子どもの成長を見られることは嬉しい反面、夜には布団に入るとスンと寝れるほど疲れてもいます。
 なぜ育児は即入眠するほど疲れるのか、今回はこのことを考えてみました。

○目次
・育児は「単なる育児」と「家事へのプラス」の2種類からなる
・単なる育児は「子どもペース」と「常に注意」が疲れる
・家事へのプラスは「単純に量が多い」が疲れる

○育児は「単なる育児」と「家事へのプラス」の2種類からなる
 まず、育児の中身についてみてみます。育児と一括りに言っても、その中身は大きく分けて二種類のやるべきことからなると考えました。
 一つ目が「単なる育児」。これは多くの方がイメージする育児で、「子どもが生まれたことで新たにできたもの」です。例えば、ミルクを与える、あやして眠りにつかせる、オムツを取り換えるなどです。
 二つ目が「家事へのプラス」。これは子どもが生まれたことで、「夫婦が生活するのに行っていた家事に、一人分が追加されたもの」になります。例えば、ご飯の時に子ども分(離乳食など)も用意する、子どもの服も一緒に洗濯する、子どもが汚した後を掃除するなどです。
 これら二種類のやるべきことが、それぞれ負担になって疲れになっているのだと考えました。

○単なる育児は「子どもペース」と「常に注意」が疲れる
 まず、「単なる育児」については「子どもペース」と「常に注意」の負担が大きいと思います。
 子どもペースとは、その日ごとの子どものペースに合わせて、親側が動かなければならないということです。「親がまだ眠くても、子どもが朝早く起きたら起きなければならない。子どもがぐずったら、まだ用事が完了していなくても中断してあやしに行かなければならない。」といったように、親側にとって疲れにくい独自のペースがあっても、育児では子どものペースに合わせなければならず、負担が大きくかかってしまいます。
 常に注意とは、子どもの動きを常に注意しておく必要があるということです。親は自分自身の肉体を意識せずに管理できますから、「座っていて急に立ち上がろうとして転ぶ」ということはおきません。しかし、子どもは肉体がまだまだ成長途中で動作に必要な筋力等がまだついておらず、脳によるコントロールもまだ上手くできません。そのため、予想外の動きからケガをしてしまうことがあります。これはタイミングや場所が毎回同じものではないため、親側が常に注意するしかなく、これも負担が大きくかかってしまいます。

○家事へのプラスは「単純に量が多い」が疲れる
 次に、「家事へのプラス」については「単純に量が多い」ことの負担が大きいと思います。
 子どもが小さいうちは、なかなか外食に行くことが難しいので、家で料理をすることが多くなります。そうすると、親側だけでも料理のメニューを考えて、メニューに合わせた買い物や当日の料理、食事後の皿洗いと皿拭きを行うという一連の家事が増えます。これに追加して、子どもの食事も用意しなければなりません。離乳食段階では、親の食事をそのまま子どもに与えることができないので、別途メニュー等を考えて用意するので負担が大きくかかります。
 他にも洗濯では、洗濯機に入れてスイッチを押し、終わったら取り出して物干しに掛けて外に出し、乾いたら取り込んで分別し、タンスに畳んでしまうという一連の家事に、子どもの服も入ります。親は自分の服を自分で畳めますが、乳幼児は当然まだできませんから全てを代わってやる必要があります。これもなかなか負担が大きいものになります。

 こうした、単に夫婦で生活していた時よりも、負担が大きくなる「育児」というやるべきことを行えば、毎日夜にはスンと寝れてしまうほど疲れるのも当然だと思います。
 皆さんはどう思いますか。

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