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子どもたちにとってもアウトプットは大切な成長の機会|トンボのつぶやき 54

トンボのつぶやき 0054

私が小学校4年生の頃の話です。

図工の時間に教室のベランダから風景をスケッチしました。そのときのアングルを先生がすごく褒めてくれたことを今でも覚えています。

だから、最後まで一生懸命に丁寧に描き上げました。

その作品は、毎年校内で行われている作品展に選ばれ、しばらく校長室の前の廊下に掲示されることになったのです。

その時のは本当に嬉しくて、ずーっとニヤニヤし続けていたほどです。
もちろん両親もほめてくれました。

今の自分は特に絵が得意だとは思っていないのですが、なにやらよくわからない自信が、心のすみにちょこっとあるんです。

きっと、この時の絵のことなんでしょうね。

10歳のときに描いた絵を先生が褒めてくれ、選ばれて掲示されたこと、そのことが小さな自信になって、何十年も残っているのですからすごいことです。

自分が教師になってから、子どもたちのいいところをどんなに小ちゃくても探して褒めてあげたい、そう思えたのはこの時の経験のおかげなのだと今でも思っています。

また、大事にしていたことは、子どもたちの作品を大切に掲示すること。それは、絵でも、書道でも、作文でも、詩でも同じこと。

子どもたちにとっては大切なアウトプットの機会だと思うし、何よりも一生懸命に表現した作品は子どもたちの想いがたくさん詰まっているのだから。

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