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全訳ハトホル㉕「Evolutionary Opportunities Within the Chaotic Node(混沌の節目における進化の機会)」

記事の概要

 トム・ケニオンによる高次存在ハトホルの、25番目の惑星メッセージの翻訳をお届けします。

 「混沌の節目」という概念についての、5番目の記事です。

 要約すると、以下の三点について、述べられています。

・地震や火山活動として現れる「混沌の節目」の物理的・エネルギー的な影響、及び人間の健康への影響

・「混沌の節目」の様々な表出・影響に怯えるのではなく、いかにしてこれを、進化のきっかけとして用いるか

・二番目の次元調整「ハートの次元調整」の提供(サウンド・メディテーション)

音源について

 ※音源は、本来であれば、トムのウェブサイトの「listening」ページに行ってダウンロードしていただきたいのですが、英語や操作に不得手で、辿りつけない可能性もあるので、この記事の最後に、該当音源を載せておきます。

ハトホルの記事の四タイプ

A:「物事の全体的な理解を与える」
B:「意識や視野を拡大する、地球にまだない、あるいは隠された概念の紹介」
C:「地球規模の変容の波にうまく乗る、あるいは影響を軽減するワークの紹介」
D:「ワークショップやイベントの紹介」

 このハトホルの四つのタイプの内、今回の記事は、最初の三つを扱っていると思われます。

 約1万2千字あるので、休みを入れつつ、お読み下さい。


Evolutionary Opportunities Within the Chaotic Node(混沌の節目における進化の機会) 2010/04/15

翻訳者:jacob_truth 翻訳完了日:2021/08/12(木)

原文:

瞑想使用音源:「ハートの次元調整(Heart Dimensional Attunement)」(04:51)

 今回の惑星メッセージでは、あなた方が入った「混沌の節目(Chaotic Node)」の広がりと範囲の拡大について述べたいと思います。

 私たちの通信の焦点は、起こっている惑星の変化の結果として、あなた方の意識に及ぼす微細な、あるいはそうでない影響にあります。前回の通信(「Haiti and the Chaotic Node ハイチと混沌の節目 2010/01/13」)でお伝えしたように、地震や火山のイベントを正確に予測することはますます難しくなっており、非常に不安定な段階に入っています。

 昨年10月、私たちは、あなた方が「混沌の節目」に入り、ますます混沌とした状態になり、政府や組織がその混沌のレベルに対処することが困難になると予測しました(「Chaotic Nodes and Dimensional Attunements 混沌の節目と次元調整 2009/10/08」)。世界中で異常な気象パターンが非常に増加し、地震活動が著しく増加し、現在のアイスランドの火山噴火(訳注1:エイヤフィヤトラヨークトルの2010年の噴火)に至るまで、実際にこのような現象が起きています。これらの「混沌の節目」の様々な表出は、創造的で予測不可能な方法でエスカレートし、相互に作用し続けるでしょう。

 私たちの通信の焦点は、「混沌の節目」がその範囲を広げることに伴う、あなた方が直面する物理的な課題ではありません。むしろ、あなた方がそれを要求する準備ができているならば、あなた方を待っている進化の機会に焦点を当てたいと思います。

 まず最初に、ある人にとっては新しいかもしれませんが、他の人にとっては古い情報であるアイデアを仮定してみましょう。

 私たちは地球を見る時、あなた方を見るのと同じように、光り輝く卵型の光の幾何学模様として見ています。あなた方と同じように、地球にも微細エネルギーの通り道があります。人間の体内では、このような微細なエネルギーの通り道は「経絡(meridians)」として知られ、生命維持に必要な器官の生命力や、「チャクラ(chakras)」に関連するエネルギー・チャンネルのより複雑で微細なシステムである「ナーディ(nadis)」に関係しています。

 地球には、地球独自のグリッドやグリッドワークと呼ばれる微細なエネルギー・チャンネルがあります。これらの中には、レイラインと呼ばれるものがあります。これらは、地球の体を通る微細エネルギーの流れのための導管であり、あなた自身の微細エネルギー・チャンネルと同様です。しかし、もちろん、地球の微細エネルギー・チャンネルを通るエネルギーは、人間の体を通るエネルギーよりもはるかに巨大です。しかし、それにもかかわらず、あなたの経絡/ナーディと地球のレイラインの間には関係があります。

 地球は、アセンション・プロセスの新たな段階に入っています。これは多くの要因によって示されていますが、その内のいくつかはあなたが感知できるもので、いくつかは感知できないものです。そのうちの2つの要因は、地震と火山活動に関係しています。

 地震や火山噴火の前には、地球のレイライン(地震が起きる場所の周辺)を介して、微細エネルギーの大規模な動きがあります。この微細エネルギーの動きは、実際に地殻変動が起こる前に生じます。地殻変動は、あなた方の科学が明確に述べているように、地震活動の創造者または発生者です。しかし、地震の際には、地震や火山噴火が起こる数時間前・数日前・数週間前に、経絡(レイライン)を通じて微細エネルギーが流入します。これは物理的な出来事の前兆です。私たちが取り上げたいのは、この地震や火山活動の微細エネルギーの側面です。なぜなら、地球の経絡(レイライン)の変動が、あなた方に直接影響を与えるからです。

 多くの方が、体内で「共鳴反応(resonant responses)」を体験しています。つまり、地震や火山の噴火に関連した微細エネルギーが地球のレイラインを通過すると、それに対応して自分の経絡系にも動きがあるということです。あたかも自分自身が、これから起こることのバロメーターになるかのようです。この現象に、他人よりも敏感な人もいるので、そのような人には影響が顕著に現れます。敏感な人は、実際の出来事から何千キロも離れた場所で、地球の変化の微細エネルギーに反応することができます。しかし、それほど敏感でない人でも、その影響を感じることができます。地震や火山活動が活発化しているため、多くの方が体の中で奇妙な共鳴反応の増加を経験しています。それが、今、私たちが注目したいことです。

 私たちは、地震や火山活動が3次元現実にもたらす悲惨な結果を理解し、評価しています。しかし、これらの同じ出来事がエネルギー的な開口部、進化のポータルを作り出し、そこに入ることができることも知っていただきたいと思います。

 それは、物理的な地球の風景が変化する前兆であるだけでなく、人類(human)や惑星の意識が変化する前兆でもあるのです。

 この地震関連の微弱なエネルギーがもたらす肉体的・感情的な影響をいくつか御説明しましょう。地震や火山の噴火が間近に迫っている時は、地震が起きる場所の近くにある地球の経絡やレイラインを通じて、微細エネルギーの流れがあることを覚えておいて下さい。それと同時に、特に敏感な人の身体には共鳴反応が起こります。この微細エネルギーが個人の経絡系を移動すると、あらゆる種類の奇妙な現象が起こります。

 それらには以下のものが含まれますが、これらに限定されるものではありません。例えば、一時的な短期記憶の増加、突然の暑さや寒さ、不可解な身体の不調、さらには理由もなく現れては消える痛みなどが挙げられます。

 また、一時的に思考力や判断力が低下することがあります。また、突然の、エネルギー低下のエピソードも増えてきます。このような奇妙なエネルギー状態では、突然、エネルギーがないかのように見えます。これまでのメッセージでもお伝えしてきましたが、疲労感や倦怠感を訴え、同時に安眠できないという人が、ますます増えてきます。また、起きているのに眠ってしまうというようなエピソードも増えてくるでしょう。横になるか、少なくとも、目を閉じることができる環境であれば、それが、この特殊な現象に対処するための最良の方法です。このような現象が起こるのは、常にではありませんが、地球のエネルギーシステムやレイラインを通じた微細エネルギーの地震的な流れの影響であることが多いのです。

 この時期は、地球自身が惑星の意識レベルを変化させている時であり、あなたは言わば、その尻尾に乗ることができるのです。地球自身が意識を変化させているので、あなたはこの時期に深い意識状態に入ることができます。私たちのアドバイスは、世界を手放し、自分自身に落ちる経験に身をゆだねることです。皆さんの中には、巨大な癒しと栄養をもたらす現実の内的世界に入る人もいるでしょう。また、単に「ブラックアウト」したように感じ、何が起こったのか覚えていない人もいるでしょう。しかし、このような時に、日常の活動の中でも、自分を休ませることができれば、大きな利益を得ることができます。

 時には、その反対の反応を経験する人もいるかもしれません。体の代謝が促進されたように、明らかな理由もなく、体がハイパーな状態になるのを感じるかもしれません。微細エネルギーに気づいている人なら、これはあなたの微細エネルギー体(KAなど)が通常よりも速い速度で振動している結果だと、気づくでしょう。このスピードアップした感覚は、短時間で終わることもあれば、数時間続くこともあります。このような意識のハイパー状態では、宇宙の情報や靈的な光のダウンロードを経験するかもしれません。また、体内の微細エネルギー・チャンネルが自然に開き、その結果、そのチャンネルを流れる微細エネルギーが増幅されることもあります。このような心身の状態は、一見奇妙に思えるかもしれませんが、進化の起爆剤となるものです。日々の生活のリズムからすると、このようなユニークな心身の状態は、残念ながら、都合の悪い時に起こることが多いものです。しかし、これも進化の賜物と割り切ってしまえば、大きな恩恵を受けることができるのです。

 これまでの通信でお伝えしてきた「バランスのホロン」や「アセンションのホロン」は、確かにあなたの役に立つ(あなたの大きな利益のために従事することができる)でしょうが、これらの地震現象があなたの身体や意識に及ぼす、物理的な影響から逃れることはできません。ですから、私たちのアドバイスは、抵抗するのではなく、受け入れることです。それらは、進化のチャンスだと思って下さい。

 今回の通信では、「ハートの次元調整(Heart Dimensional Attunement)」を公開します。このメッセージの最後に、このサウンド・メディテーションへのリンクがあります。これは珍しい調整で、「未来から来た」ものであり、あなた方の現在の時間にはまだない地球のエネルギーです。

 「松果体の次元調整(Pineal Dimensional Attunement)」と同じような感覚で聞いていただきたいと思います。聴きながら、あなたの意識をハートチャクラに置き、聞こえてくる音がハートセンターの外から聞こえてくるかのように想像して下さい。「このアセンションコードは、あなたのハートを安定させ、あなたの地球の未来の一面から、慰めと快適さを見出すのに役立ちます。」その目的は、あなたの目の前で繰り広げられている混沌とした不安定な出来事の中で、あなたを支える手助けをすることです。この音は、新しい地球、アセンションした地球の振動のエッセンスです。それは新しい世界の約束であり、あなた方はその世界の種をハートの中に持っているのです。

 最後に、皆さんが困難な時期に突入していることを認識したいと思います。それと同時に、あなた方は並外れた進化の向上への入り口を越えようとしています。

 地球上のどこに住んでいようと、人生の立場や直面している状況に関係なく、目の前に展開されていることを進化の贈り物として受け入れるならば、あなたは意識を高め、優雅さとユーモアをもって、「混沌の節目」というポータルを通過するでしょう。

ハトホル
2010/04/15

トム・ケニオンによる見解と考察

 ハイチでの大地震の後、ハトホルたちは、私に、環太平洋火山帯に沿って、さらに大きな衝撃の地震が起こるだろうと言いました(「Haiti and the Chaotic Node ハイチと混沌の節目 2010/01/13」と題された惑星メッセージを参照)。

 彼らによると、これらの地震は、比較的近い時期に発生し、地球自身のアセンションにおける重要なエネルギー的通過点を示しているとのことです(注:我々人間のような直線的な時間感覚を持たない存在を相手にする場合、「比較的近い」というのは、さらに相対的な表現になります)。しかし、2010年2月27日にチリで発生した、M8.8の地震は、この振盪性(しんとうせい concussive)地震の一つであることを、ハトホルが教えてくれました。

 また、最近のバハ・カリフォルニアでのM7.2の地震(2010/03/16に発生)は、ロサンゼルスを含む広い地域に影響を与えました。これも、地球のアセンション・プロセスにおける、重要なエネルギーの通過を知らせる振盪性地震の一つであるとしています。

 地震学に興味のある方は、バハの地震の直後に、ハトホルが私に語った言葉も参考になるかもしれません。彼らによると、あの地震は、1979年にインペリアル・バレーで起きた地震(同じ米国とメキシコの国境沿い)にまで遡る地殻変動の中間点であるという。その時の地震は、米国地質調査所の発表では、M6.5でした。ハトホルたちは、私に、この地殻変動の中間点は、この地域の地震活動が、減少するのではなく、増加することを意味すると教えてくれました(私は、彼らから聞いたことを報告しているだけであることに注意してほしい。1979年のインペリアル・バレーでの地震と今回のバハでの地震との関連性を理解しているとは言えません)。

 また、この地域だけでなく、世界各地、特に「環太平洋火山帯」(アジア、インドネシア、オーストラリア、ニュージーランド、南北アメリカの西海岸を通る地震多発地帯)で、さらなる大地震が起こることも予想されると、彼らは言いました。

 先日のアイスランドの火山の最初の噴火の直後に、ハトホルたちは、私に、これはもっと大きなものに発展するだろうと言っていました。この記事を書いている間にも噴火は続いています。最近の噴火では、大量の火山灰が空中に舞い、ジェットエンジンに深刻なダメージを与えて故障の原因となるため、ヨーロッパの多くの地域で航空便が停止しました。

 昨年(2009年)10月にハトホルが予言した「混沌の節目」の真っ只中にいることは、少なくとも、私の心(mind)の中では明らかです(「混沌の節目と次元調整 2009/10/08」という惑星メッセージを参照)。

 ハトホルによると、現在と今後の地震・火山現象は、アセンションのプロセスを加速させるものです。

 私にはこの意味がよくわからなかったのですが、ハトホルたちは、地震や火山活動が明らかな物理的影響だけでなく、人間や惑星の意識(人間の意識や惑星自体の意識という意味)にも、目に見えない微妙な影響を与えていると考えていることがわかりました。

 私や多くの友人や仲間は、ハトホルたちがこの惑星メッセージで語っている、奇妙な異常を証明することができます。それは、一過性の身体的な不調、睡眠障害、短期記憶への挑戦、そして私が「ファジー・ブレイン・シンドローム(fuzzy-brain syndrome)」と呼んでいるもので、通常の思考スタイルや順序付け、問題解決能力が一時的に低下するものです。このような奇妙で、幸運にも短い出来事の中で、個人的にはI.Q.が数十ポイント下がり、その後、不可解なことに「通常」に戻るような気がしています。

 また、突然の不可解なエネルギーの低下もあります。エネルギーが低下すると、まるでコンセントを抜いたような感覚に襲われます。疲労感や眠気が襲ってきます。仕事をしていれば、休みたいという気持ちを抑えることができます。しかし、仕事をしていない場合は、「横になって何かを受け止めよう」という直感的な気持ちが芽生えます。

医療上の注意点

 もしあなたが、このメッセージでハトホルたちが語っているような身体の不調を感じているなら、それは、ハトホルたちが示唆しているように、あなたの身体に「共鳴反応(resonant-responses)」が起きているのかもしれません。あるいは、医学的な問題を抱えているのかもしれません。違和感ではなく痛みがあり、その痛みが自然に解消されるのではなく持続する場合は、念のために、医療機関での確認をお勧めします。

 本当の意識喪失(失神したり、制御できずに眠ったりしてしまうような)を経験した場合は、睡眠時無呼吸症候群を含むが、それに限定されない深刻な医学的疾患の可能性があります。その場合は、医師の診断を受けて下さい。ハトホルが言うエネルギーの低下とは、突然の不可解なエネルギーの低下、眠気や睡眠欲のことです。衝動はかなり強いかもしれませんが、それはコントロール可能です。つまり、休みたい、居眠りしたいという気持ちが強くても、「続ける」ことができるようになるものです。

スローダウンと降伏のアート

 私の場合、突然の「無気力状態」に抗うことは意味がないと考えるようになりました。また、時間をかけて横になり、個人的な「節電」に身を任せることができると、奇妙な眠りや半意識状態に入ることが多いと感じます。また、無気力状態時に、自分の心(mind)の中を自由落下していることがあり、これは、本当に不思議な現象です。

 私が発見したのは、ただそれに従っていれば、自由落下が私を別の領域に連れて行ってくれることがあり、そこで私は栄養と補給を得られるということです。私の意識の内的世界は、鮮明な夢のように現れます。その内のいくつかは、本当に並外れていて、本質的に、元気にしてくれます。

 ちなみに、私は深い半意識状態に入った後、何が起こったのか全く気付かずに抜けることもあります。この出来事を見ていると、ホピ族の終末論に由来する「物事が加速するときは減速せよ」という言葉を思い出します。

 ハトホルたちによると、このような無気力状態の時には、地球上のどこかで起きた地震や火山活動の影響を受けていることが多く、一時的にベールの向こう側の扉が開かれているのだそうです。その扉をくぐるかどうか、またそこで見つけたものをどうするかは、もちろん個人の自由です。

 無気力状態を、突然の予期せぬ進化の機会と捉えれば、非常に奇妙ではありますが、抵抗感は非常に少なくなります。

 私や私の友人、同僚の何人かも、ハトホルが言うような、心身のハイパー状態を経験しています。実際、この「見解と考察」を編集している今は、午前4時46分です。興奮した気持ちで目が覚め、何か仕事をしようと思いました。しかし、このようなハイパー状態では、実際的なことが、全く何もできないことがあります。そのような時は、ただエネルギーの波に乗ることしかできません。

 時には、こうしたハイパー状態が、自分の中の微細なエネルギーの流れにスイッチを入れてくれるように思えます。ナーディ(チャクラに関連する微細エネルギーの通り道)に突然光が現れて、死んだように眠っていた私を目覚めさせることもあります。また、ハトホルたちが示したように、宇宙の情報や靈的な光のダウンロードを感じることもあります。私の場合、通常は、クラウンチャクラやハートチャクラを介して行われますが、他の人は異なる方法で入ると言っています。

 私たちは皆、個性的な人間ですから、宇宙のダウンロード(私がそう呼んでいる)は、それ自体を表現し、独特の方法で現れます。最後に、このような心身のハイパー状態に身を委ねると、微細な体の振動数が上がり、自分自身が満たされていることに気づくことがよくあります。先ほどの無気力状態と同様に、進化のきっかけとして受け入れ、現象に身を委ね、流れに身を任せることが中心的な鍵となります。

 人生で経験することの多くは、私たちがそれをどのように心(mind)の中で組み立てるかによって、その通りに、影響を受けます。だから私にとっては、無気力状態もハイパー状態も、世界のベールを分ける不思議なエネルギーの贈り物のようになってきています。

ハートの次元調整

 ベールの向こうに何があるのかという話題は、このメッセージで触れられている「ハートの次元調整(Heart Dimensional Attunement )」と、それをハトホルたちがどうやって進めていったかという奇妙で面白い話につながります。

 ハトホルたちから「ハートの次元調整」を録音してほしいと言われた時、サウンドコードは未来から持ってくると、彼らは言いました。そして、この特別な「アセンション・サウンド・コード」は、視聴者を現在の地球ではなく、未来の地球へと導くのです。

 そして彼らは、最近の多くの音と同様に、早朝、正確には午前3時頃に、これらの音を出すと言いました。

 それから、数日後、彼らは3時に私を起こし、私のスタジオで音のパターンをダウンロードし始めました。録音には5日ほどかかり、毎回、夜明けとともに終了していました。

 奇妙だったのは、彼らがこのサウンドコードは未来から来ていると主張したことに加えて、13人のハトホルたちの内6人が、私が音を録音して最終的な形にミキシングしている間、透視能力を持って、私と一緒にいたことです。このようなことは、今までにありませんでした。

 彼らが音に表現してほしいと思っているエネルギーパターンに私が同調すると、彼らは私の声を微調整し、文字通り、「ここのビブラートを変えろ」「ここの母音を変えろ」などと言ってきました。このようなことも、これまで一度もありませんでした。はっきり言って、ある音源から音を出している時は、音をもらうのとほぼ同時に音が出ています。通常は、音を出しながら常に対話をしているわけではありませんし、音源の存在が千里眼で私の「そばに」いて、どのように音の調整をするかを指示しているわけではありません。

 16のボーカルトラックを最終的なステレオトラックにミックスする時、彼らはまたしても非常にうるさく言ってきました。身長12〜14フィート(約4メートル)のハトホルが6人も、私の小さな音に詰め込まれているという、実に奇妙な印象の他に、私にはユーモアのある瞬間がありました。私がEQやステレオ領域での音の配置、他のトラックとの音量などを調整し始めると、「この録音は私(トム)ではなく、彼ら(ハトホル)の美学で作られたものだ」と教えてくれました。さらに彼らは、サウンドコードは文字通り未来からのものであり、それが、この「調整」が私にしっくりこなかった理由だと説明しました。

 私は、音が自分の美意識に合うように、「調整」を変更したかった。しかし、彼らは、その音が彼らの美意識と未来の地球の現実に合わせて調整されたものであると主張しました。彼らは、いずれは「『調整』の意味がわかるようになるだろうが、今は我々を信頼してほしい」と言いました。

 そして、彼らの正確な指示に従って、この「調整」を作りました。興味深いことに、この記事を書いている7週間ほど前に録音を終えました。ハトホルたちはその時、「これをリリースする時が来たら教えてあげるから、その時が来るまでじっとしていなさい」と言いました。彼らにとって、この特別なアセンション・サウンド・コードのリリースは、主要な惑星のエネルギーに対応しており、このサウンドコードを聴いた人々が、新しい地球と人生の新しい振動パターンに同調するのを助けるためのものでした。

 この特別な「ハートの次元調整」をハートチャクラに意識を向けて聴くと、ハートセンターで複雑な幾何学模様が回転しているのをよく感じます。また、時空間のワームホールのようなポータルが目の前に開き、宇宙に浮かぶ新しい地球を感じます。このサウンド・ピースの親密な一部であるクジラの鳴き声に、私はしばしば深い影響を受け、時には心(heart)が大きく開かれるのを感じます。ある時は、クジラの鳴き声が、私を地球とそれを超えたエネルギーラインにつなげてくれるのを感じます。

 他の視聴者は、それぞれの独自の方法で、この音を経験するだろうと、私は想像しています。全てのものがそうであるように、知覚は知覚者にとって相対的なものだからです。

 私は個人的に、「ハートの次元調整(Heart Dimensional Attunement)」を単独で聞いたり、「松果体の次元調整(Pineal Dimensional Attunement)」と並行して聞いたりしてみました。連続的に二つの「調整」を組み合わせて聞くと(「ハートの次元調整」の後に「松果体の次元調整」を聞く)、特にパワフルな効果が得られます。しかし、これらの「調整」を何度も聞いていると、私が「精神と靈の解毒(psycho-spiritual detoxification)」と呼ぶものを経験するかもしれないことに注意して下さい。先日、「精神と靈の浄化」というテーマで記事を書き終え、当サイトの「記事(Articles)」セクションに掲載しました。タイトルは「靈と精神の解毒:見解と考察(Psycho-Spiritual Detoxification: Thoughts and Observations)」です(翻訳済)。

 「松果体の次元調整」と「ハートの次元調整」は、どちらもウェブサイトで個人的に、無料で聞くことができます。

最終的な考察

 ハトホルが信じているように、私たちが本当に惑星のアセンション期にあるかどうかは、時間が経ってみないとわかりません。今、あまりにも多くの「カカ(糞 caca)」が飛び交っているため、私たちがアセンション・プロセスのどこにいるのか、あるいはアセンションしているのかどうかを判断するのは難しい。この地球上の状況は、ポニーを約束された2人の子供の話を思い出させます。ある日、納屋に入った二人が周りを見渡すと、そこには巨大な馬糞が積まれていました。二人は、「この辺にポニーがいるはずだ!」と興奮して叫びました。

 だから、これだけの糞が飛び交っているのだから、言わば、本当にポニーが控えているのかもしれない。もちろん、私の飽きっぽい性格にふさわしく、それは雄のろばだと予想しています。しかし、私は自分の懐疑心から脱線してみます。

 人間としての私には共有できない、人間の偉大さに対するビジョンを持ち、常に物事の上の方を見ているような存在のグループとチャンネルを合わせるのは、正直言って、私にとっては特殊な状況です。

 しかし、私たちが直面している巨大な混沌とネガティブな状況の中で、奇跡が起こっていることも知っています。しかし、そのような恵みの奇跡の多くは、個人の中で、あるいは個人の間で起こっています。そして、ほとんどの場合、それらは、主要ニュースメディアと呼ばれる、心を麻痺させる催眠暗示のマラソンでは報道されません。

 私たちが住んでいるのは、不思議な魔法の世界で、想像を絶する新しい可能性が、時として突然、思いがけない現実として現れることがあることも、私は知っています。そして、かつては確固たる現実であったものが、あっという間にレーダーから消えて、歴史になってしまうこともあります。

 結局のところ、人類(humanity)に起こることの多くは、思いがけない出来事や乱雑さの産物であると思います。しかし、私たちに起こることの一部は、個人的にも集団的にも、私たちが考え、行動したことの直接的な結果であることは明らかです。そして、私はここに、最大の希望を抱いています。私の色あせた懐疑主義にもかかわらず、また、企業の支配者・政府・組織・宗教によって私たち全員が絶え間なく心を奪われるような操作を受けているにもかかわらず、です。

 私は、この実に素晴らしい地球上の多くの人々が、支配者たちが想像もしなかったような方法で目覚め始めていると感じています。恐怖・悪意・偽情報によって私たちに催眠術をかけ、コントロールしようとする彼らの膨大なリソースにもかかわらず、魔法が進行しているのです。

 私たちは、様々な方法で目覚めつつあり、それは、指数関数的に増加しています。

 私たちの中には、政治・経済界のリーダーたちが、私たちの目をくらませ、人権を奪い、私たちの貯金箱からお金を盗んで、お金や地位や権力に対する飽くなき欲望を満たしているという不穏な現実に目覚めている人もいます。それらの不穏な現実は、奉仕することを誓っている人たちにまで悪影響を及ぼしています。

 私たちの中には、ほとんどの例外を除いて、宗教が私たちの最高の靈的大望を乗っ取っているという衝撃的な現実に、目覚めている人たちもいます。また、皮肉なことに、宗教の多くが世界の悪の根源となっています。悪とは、私たち人間家族の中や間に害をもたらすものと定義するならば、ですが。歴史を一瞥すれば、そして現在の世界的な原理主義と宗教に基づく不寛容の高まりを見れば、このことは充分すぎるほど明らかでしょう。

 また、人間は自然から切り離された存在ではなく、自然の一部であるという真実に目覚める人が、世界中で増えています。彼らにとって、種の喪失は決して些細なことではありません。このグループにとって、生命は神聖な責任を伴うものであり、地球とその広大な生態系を大切にする必要があることは、自明の理です。

 また、3次元現実のトランス状態から目を覚まし、自分の人生や自分自身には、文化的に信じられているよりも、はるかに多くのものがあることに気づいている人もいます。

 これらは、私たち人間の霊長類が目を覚ましつつある分野の、ほんの一部に過ぎません。

 ハトホルたちの言う通りかもしれません。全宇宙にエネルギーの進化の波が押し寄せているのかもしれません。そして、彼らが言うように、私たちは今、「物質の中での意識進化」という壮大な実験の最中にいるのかもしれません。

 しかし、その理由が何であれ、宇宙の目覚まし時計のスヌーズボタンを押さないことを選ぶ人(訳注2:「居眠りせず、目覚めることを選ぶ人」という意味)が増えているように思います。そして、無意識のままで無駄な努力を続けるのではなく、「マヤの大いなる眠り(Great Sleep of Maya)」と文明の瘴気から目を覚ますために、根本的で、勇気ある大胆な行動を選択する人たちが、ますます増えています。

 世界のほとんどの人が目を覚ました時に何が起こるかは、誰にもわかりません。

トム・ケニオン
ワシントン、オルカス島


 「ハートの次元調整」と「松果体の次元調整」を含む、私のウェブサイト上の無料のmp3についての注意事項です。これらは著作権で保護された知的財産です。これらは、あなたが個人的に聞くためにのみ使用されます。つまり、あなたが個人的に聴くために使用する限り、私はあなたに無料で提供します。これらの著作権で保護された音を、公共の場で使用することはできません。これらのオーディオファイルを、私の書面による同意なしに、You Tube、Facebook、Friendster、My Space、Your Space、His Space、Her Space、Its Space、その他のインターネットサイトやメディアフォーマットを含む、個人的または公的な他のサイトに掲載することはできません。また、これらのサウンドをご自身のオーディオ作品の背景として使用することはできません。このようなことをすれば、法律に違反することになりますし、私の考えでは、基本的な倫理観や良識に反することになります。

※なお、この音楽は、運転中や複雑な機械を扱う作業中には聴かないでください。操作を誤る可能性があります。瞑想や静かなワーク、あるいは、リラックスのためにお聞きください。


以前の翻訳記事はこちらをご覧下さい。








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