ヨシダジャック
短歌とマイクロノベルを書いています（24/5～8）
Book,Music,with Occasional Movie
鳥の歌について書いています。
2024/1-3、短歌とマイクロノベルの予定です。
Advent Calendarの形式で短歌とマイクロノベルを書いています。 12/1～12/25（終わり）
読みかけのいぬのきもちが切妻の屋根のように伏せられている 街の東の端に<いぬのきもち通り>…
誰もみな物ほしげな夏 湖水には柘榴の花が浮かんでいます その年の春に、柘榴は一年生とし…
今ごろきみは本でも読んでいるだろうずっと遠くで降りだした雨 誰もいないはずの森から音楽が…
からっぽのカップの底のコーヒーの粉の残りが描く鳥の目 桃の実を描きたかった。桃の実を描く…
祖父がいる囲炉裏の写真 そのとき鯖は頭から食べたの？尻尾から食べたの？ 囲炉裏の火を熾す…
夏の宵、エンデの『モモ』を読むとききみの美しい舌 ぶらんこは、きらきら陽に光りながら、あ…
スーパーマンのぴちぴちの服はるけくて街は名前を知らぬ祭日 鐘が鳴ったとき、あなたは街につ…
禁野ゆくアカネムラサキアイキハダ濁点のごとく雨は降りたり 22時帰宅。ドアの前でポケットか…
食、引き起こすほどの思いがあるならば少女は立てりプールサイドに 朔、空を転がってゆく五イ…
食卓をひた走る殻付きピーナッツ何だろう傾いているのは ピエール・ボナール（1867-1947）は…
残氷の上でゆるりと爽やげり ゴマフアザラシ、ゴマフアザラシ、なにがきこえる？ 賢いアザラ…
実の裂けた赤い石榴に笑いだす少女のまるい二つの犬歯 石榴の木を描くのは初めてだった。石榴…
別れぎわ持たせてくれた酸漿の五角形のあやし、あやし ５月、鳥に化して盗蜜をする。おりし…
地下都市をきみは作りぬ作られた世界は蝉でみちているか 「the Center of the Earth」へ探検…
左折ばかりを繰り返すとき月光がみどりに変わる夜の外縁 街の外縁にあるバナナ会社。入庫時の…
き みが投げつけたスマホの画面には（Escape Rooms!）広告動画の途切れることなく 最新型の２…
