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それ、心が限界かもよ?会社なんて気にせず休みましょう

どうも、社畜OLじゃっきーです!

私は2019年6月に「適応障害」と診断され、会社を1ヶ月休職しました。
休職自体は1ヶ月と短いですが、心が元気に回復するまで実際には2年ぐらいかかったような・・・。

そして現在2回目の「適応障害」で会社を休職中です。
もう2回目ともなれば「でしょうね」って感じで、3カ月は休んでやろうと心に決めています。

  • 会社のストレスがMAXで辛い

  • 会社を休みたいけど休めない

  • 病院で「うつ病」と診断されるのが怖い

こんな悩みを持つ人のために、私の休職までの体験談を振り返りたいと思います。
ストレスの限界値を超えてるとどんなことが起こるのか。少しでも当てはまったら、心が限界のサインかもしれません。

「適応障害」って「うつ病」と何が違うの?

そもそも「適応障害」ってなんだ?という話ですが、「適応障害」はうつ手前の心の病です。
日々のストレスから発症し、病気が進行すると完治するのが大変な「うつ病」までまっしぐら。

「適応障害」と「うつ病」の大きな違いについて、当時お医者さんから話を聞いたことを基にお伝えします。

発症の原因がはっきりしている

「適応障害」は「うつ病」とは違い、発症の原因(ストレスの原因)がはっきりしています。

  • 「適応障害」・・・発症の原因がはっきりしている

  • 「うつ病」・・・発症の原因が明確ではない

実際私も「会社の人間関係のストレス」「残業過多」という原因がはっきりしていました。
そのため、「適応障害」は「うつ病」よりも治りやすいです。

ストレスの原因から離れると回復する

「適応障害」は「うつ病」とは違い、ストレスの原因から離れると回復します。

  • 「適応障害」・・・ストレスの原因から離れると回復

  • 「うつ病」・・・そもそもストレスの原因がはっきりしないので回復が難しい

実際私も会社が休みの休日は普通に友達と遊んでいたので、友達には「適応障害」という病気が一切バレていませんでした。
会社では感情を失い、プライベートでは笑って過ごす。二重人格かな?^^と自分でも思うほどでした。

そのため友達に仕事の相談をしても、「よくある悩み」として消化され、そんなに思いつめていると思われていなかったと思います。

「適応障害」と診断されるまでの変化

私は会社のストレスでどんどん心が壊れていきました。
最初は「ちょっと疲れてるのかな」という変化から始まり、どんどん「これはやばいぞ」という変化に変わっていきました。

仕事のやる気がなくなった

会社のストレスをドンと受けたときに、「もう一生懸命働くのに疲れた」と仕事のやる気がなくなりました。

これ以上頑張ったって意味がない。
全く楽しいと思えない。

仕事をしていてもため息をつくことが多くなり、心に蓋をし始めるようになりました。

ボーっとすることが多くなった

仕事をしていても、ボーっとしていることが多くなりました。
他のことを考えているわけでもなく、頭が空っぽで何も考えていない状態。
なんというか、「思考回路がショートする」って言う言葉がぴったりなんですよね。

いかんいかん、と思っても気が付けばまたボーっとしている日々。
仕事に集中できない日が多くなりました。

遅刻や会社を休む日が増えた

頭痛や吐き気で会社の出社時間に間に合わなくなったり、体調不良で会社を休む日が増えました。
特に月曜日は毎週のように吐き気に襲われて、もう頭より先に体が出社を拒否している状態。

最初は「会社行きたくないな」と思っても体は動くんですよね。
だから遅れても出社するんですけど、だんだんと朝ベッドから起き上がることもできなくなりました。
それでも他の人に迷惑をかけてはいけないと思い、なんとか重い体を動かして出勤の準備。

少しずつ遅刻や休みの頻度が多くなっていきました。

夜眠れなくなった

夜仕事のことを考えてしまい、寝れなくなりました。
ひどいときはほとんど一睡もできないままで出社することも。

何が、というわけではないのですが漠然とした不安や悲しさが心を蝕んで、熟睡することができなくなりました。

身体が仕事を拒絶し始めた

仕事をしようとパソコンの前に座っても、仕事に取り掛かるまで時間がかかるようになりました。
いつもなら何も考えず、朝一でメールを読み始めるんですけどね。
体が鉛のように重くなって、メールを開いたとしても読むまでにまた時間がかかる。

いつもなら5分で終わる仕事も、その何倍も時間がかかるようになりました。

職場にいるだけで手が震えたり涙が出るようになった

仕事をすることも難しくなり、職場にいるだけで勝手にマウスを持つ手が震えたり、何もないのに涙が出るようになりました。
もう無意識的に「仕事したくない、ここに居たくない!」と心が訴えていたんだと思います。

必然的に席を外す時間も多くなり、仕事どころではない時間が多くなりました。

プライベートで友達に会うのも億劫になってきた

最初は会社でやる気がなくても友達と会うのは楽しかったのに、だんだんと友達に会うのすら面倒くさくなってきました。

外に出るのが面倒くさい。
友達と会うのに気合いがいる。

まるで5キロの荷物を背負ったまま生活しているかのように、やる気のなさはプライベートまで浸食してきました。

「楽しい」という感情が分からなくなった

好きなことをしていても、「楽しい」という感情が湧かなくなりました。

いつもなら笑っているテレビで笑えない。
何をしても無感情でボーっとしている。

だんだんと感情が「無」になり、好きなことも楽しめなくなりました。

電車に飛び込む人の気持ちが分かるようになった

死ななくても人生いいことあるよ!といつもなら思えますが、適応障害になって感情を失うと、思考回路が働かなくなりました。
「人に迷惑がかかる」とか「怖い」とか「痛い」とか、そんな想像力も働かない。
ただ思うのは、「楽になれるかな」と今の状況から抜け出すことだけ。もう楽しい気持ちも思い出せなくなっていました。

心療内科へ行く勇気が持てない人へ

2回目の休職ともなれば、「そろそろやばいから心療内科行こう~」と買い物に行くノリで診療内科へ行けましたが、初回の心療内科は行くまでに2ヶ月悩みました。

  • 心療内科はうつ病の人が行くところだ

  • 心療内科に行く=自分がうつだと認めないといけないような気がして怖い

  • 自分が心療内科を受診してもいいのだろうか

このような心配事が頭を支配し、なかなか予約をすることができませんでした。
しかし、「ちょっとしんどいな・・・」と感じたら心療内科を受診してください。
後回しにすればするほど、症状は重くなる一方です。

誰もが「自分は病気じゃない」と思いたい

認めたら心が崩壊してしまう気がする。
そんな気がして私は心療内科を受診できませんでした。
自分の心が病気だ、と認めたくない気持ちは分かります。

しかし、通常に仕事ができないのは病気です。
病気になったら、治すために薬が必要です。
傷も放置していたら化膿してしまうように、心の病気も放置していればひどくなってしまいます。
何事も軽症の内に処置しておくことが必要です。

「うつかも・・・」と思い始めている時点で既に怪しい

心療内科を受診するほどの症状なのだろうか、と悩んで何度もうつ症状のセルフチェックをしました。
心療内科を受診するなんて大げさなんじゃ?という気持ちが、どうしても受診までのブレーキになってしまいました。

しかし、そんなチェックをしている時点でもう怪しいです。

元気に仕事をして遊んでいるときに、「うつかも・・・」とセルフチェックをする人なんていません。
セルフチェックをする時点でうつになりかけている可能性が高いので、すぐに心療内科を受診しましょう。

早めに予約しないと受診までの期間が辛くなる

気分にも波があるので、「今日はそんなしんどくないし、今予約してもなぁ・・・」と考えてしまいます。
しかし、人気の心療内科は予約までの待ち時間が長い(1~2ヶ月など)ので、本当にしんどくなってからでは遅すぎます。

実際私も「もう無理だ」と仕事を休むことを心に決めてから心療内科の予約をしましたが、早く受診できる病院を探すだけでも大変でした。
そして早い病院でも明日行けるわけではありません。
受診まで1週間という期間だけでも絶望的に長く感じました。

心療内科は受診したときに「しんどい」と感じていないと診てもらえないわけではありません。
日々の症状や気持ちをお医者さんに話して、今後の働き方や薬の処方について相談することができます。

「しんどいな・・・」「会社に行きたくないな・・・」と感じた時点で早めに心療内科を予約しましょう。

仕事を休む勇気が持てない人へ

責任感が強い人は、会社を休む(休職)という選択をする勇気を持てない人が多いと思います。
実際私も、「自分が会社を休んだら迷惑をかけてしまう」という思いでなかなか休職することができませんでした。

しかし実際に休職すると、もっと早く休めば良かったと思うことばかりです。

会社は一人が抜けたところでどうにでもなる

「自分が抜けたら仕事が回らなくなる」と思いがちですが、実際一人休んだところで会社はどうとでもなります。
むしろ社員一人が抜けただけで潰れる会社はそこまでの会社なんです。

会社や他の人のことを考えることも大事ですが、一番大事なのは自分の体です。
後のことは会社や上司に任せて、壊れてしまう前に休職しましょう。

働く場所は今の会社だけじゃない

会社を休むことで「自分のポジションがなくなる」と焦って休むことができない人もいると思います。
しかし、働く場所は今の会社だけではありません。

実際に復職して「違うな」と思ったら転職すればいいですし、今はとにかく休むことが必要です。
今後のことは休んでから考えればいいので、今は自分の体を労わりましょう。

会社はあなたを守ってはくれない

これは休職して一番痛感したことですが、あなたが会社のために一生懸命働いても、会社はあなたを守ってはくれません。

  • 会社は一生面倒を見てくれるわけではない

  • 休職中は給料の支払いがない(傷病手当は社会保険で支払われる)

  • 指定の期間内に復職できなければ退職になる

自分のことを守れるのは自分だけです。
会社のためにまだ働くのか、自分の将来のために今休職するか・・・。

手遅れになる前に、勇気を持って休職しましょう。

まとめ:会社のことより自分を優先

会社に迷惑をかけてはいけないと思う気持ちも分かりますが、自分が壊れてしまっては何も残りません。
私も休職するまでに時間がかかってしまいましたが、後々のことを考えれば「もっと早く休めば良かった」と思いました。

会社がしんどくて休みたいと考えている人は、休養が必要なときです。
勇気を持って休職し、自分の体を大事にしてあげましょう。

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