本当にあった○○な話2

ちょっと昔の話です。

私はたまに、朝方や夕方あたりに左の後頭部がズキズキと痛む、まるで予兆も無く突然にズキズキと痛みます。

過去にもそういえばこんな事があったな、、なんだろうと思いだしました。。

あれは今から20年くらい前の話しです。

当時、私は某コンビニエンスストアの店長をしていました。

そして副店長をしていた元暴走族で、お寺の息子という異色な経歴を持つS君っていう人がいました。
彼とは年が近いこともあり、仕事終わりに良く遊んでいて、ある日の晩もS君の車でドライブに行きました。
メンバーは4人、、、、

前の席に私がいて運転はS君、後ろの席には二人の女の子が乗っていました。

年頃の男女がドライブなので、かなり盛り上がっていて、調子に乗ったS君がドリフトしたい!となり山に行くことになりました。
たしかそれは鎌倉の方に抜ける山で、そのドリフトポイントはあろうことか霊園の入り口がドリフトのポイントになっていてある意味で異様な雰囲気でした。

そして、そのポイントの近くまで来て様子見で一回通過、、、そしたら霊園前に一台それっぽい車が、、、
先客だなぁ と思っていたらS君が、「ちょっとまずいですね」
ああ、先客いたからまずいのかな?と思っていたら
「振り返らないでください」

なんで?となりS君に聞くと。
「今の車って有名なお化けカーなんですよ」、聞くとその場で事故っておしゃかになった車とドライバーの霊がコンボで出るらしい。
ありがちな話だし嫌なコンボなぁって思い、もちろん信じないでいたら、後ろの席の女子二人が盛り上がってしまい「近くに有名なお化けトンネルあるから行ってみようよ!」
っと言い出しました。
もちろん、少しだけ酔っ払っていた私達(運転手以外)は迷わずそこに直行しました。
いま思えば、それがそもそもの間違いでした。

しばらく走ってそのトンネルに到着しました。
噂には聞いていましたが、かなり雰囲気出ていてもうヤバい感じです。(小坪トンネルって名前インターネットで調べて怖がってください)

よせばいいのに4往復しました 、、、乗っている人数分往復したことになります。

そしたら4回終わった直後、、、
ちいさな声が聞こえた

頭が、、、、、、、

痛い

って声が聞こえて、後ろを振り向くと、後部座席の女子のひとりが顔を真っ青にして、見るからにグッタリしていた。

あ、車に酔ったんだねって思って、その時に私自身に起きた異変には気が付かないようにしていました、、、なんかタイミング良すぎて怖かったので。

そして、大人しくしていた運転手のS君が
「あのさぁ、、、こんな事、本当に言いにくいんだけど、、、、」

もったいぶるな。
[この中の誰かが、、、」

ふと、そこで 俺は思い出した S君は代々からの坊主の息子で、筋金入りの霊感の持ち主だったことを!
そのS君が、こう言った。

「呪われました」

車内はかなりやばい空気になり、間違いなく頭の痛くなっている後部座席の女子が呪われたと思っていました。
そう、ただ一人を除いて。

私は、、、、、、、実はトンネルをくぐって最後に抜けたころから

左の腕を

誰かに掴まれていた。

左側はもちろん窓です。

錯覚だろうと思っていましたが、もう少し痺れてしまうぐらいにそして、ズキズキ、ズキズキと痛みだした。

私は何かの間違いだろうと思い込む事にしました、だって怖いから。

そうしたら S君が
「弱い霊だから多分大丈夫だよ」

って後部座席に声をかけていた。

ホッとしてるのは横の私と知らずに。

そして、その日は解散となり、うまいことS君が後部座席の子を持ち帰り。
私は一人帰宅。
さすがに痛みもひいていた腕をさすりながら、なんだ、S君の持ち帰りの為のハッタリだったんじゃん。あれはやっぱり気のせいだったんだぁと思ってその日は眠りに着きました。

数日後。

あれから、私の左手の付け根が毎日同じ時間にズキズキと痛みが走るようになっていた。

怖いから気のせいと思い込ませて、日々を過ごしていました、しかしついにその時が来ました。

ある日の晩の事。

仕事が終わりその日は原付で帰宅、その途中で起きた話です。

いつも 走っている道なので、余裕で走っていたらそれは突然起きました。

左手が

誰かに引っ張られている

もう それに気が付いた時は 手遅れでした。

そのまま 左向きに 倒れた私。

グルグル回りながら草村に突っ込んで行く原付。

幸いにも原付は軽傷ですみ、私自身も ある部分に傷を負うだけで済みました。

その日を境に腕のズキズキはおきなくなりました。

呪いは

左手の付け根に4本の裂傷を残して

消えました。

機会がある人は私の左手を見てもらえば この話が真実だと信じてもらえるでしょう。

あれ?

って事は 頭がズキズキって これって。

呪いですか?



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