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UK決済サービス「Checkout.com」がシリーズBで1.5億ドル調達、評価額3倍の55億ドルに
イギリスのフィンテック・ユニコーン「Checkout.com」がシリーズBで1.5億ドルを調達したと発表しました。
今回の調達ラウンドはCoatueがリードし、既存投資家のInsight Partners、DST Global、Blossom Capital、GICも参加しています。
Checkout.comの評価額は前回の3倍となる55億ドルに上昇しました。
Checkout.comはスイス出身のGuillaume Pousaz氏が2009年に「Opus Payment」を立ち上げたのが始まりです。
Pousaz氏はオンライン決済ツールを開発し、2012年にCheckout.comにリブランド。翌年のVisaとMasterCardを皮切りに、2014年にUnion Pay、Diner、Discover、2015年Amex、2017年にJCBのプリンシパル・メンバーとなります。
2018年にはシリーズAで2.3億ドルを調達してユニコーン企業に。シリーズAの調達額としては欧州フィンテック過去最大を更新しました。そして、今回の資金調達で評価額が後払いユニコーン「Klarna」の55億ドルに肩を並べました。
目下、Checkout.comは急成長中。オンライン取引件数は前年比+250%、ここ1年でGrab、Revolut、Careem、Glovo、 Robinhood、Farfetch、Klarna、Remitlyといった名だたる急成長企業を含め、顧客社数が500以上も増加しました。世界的なデジタルシフトも追い風となっています。
Checkout.comがベンチマークする最も大きな競合の1社がAdyenです。
Adyenは2006年にオランダで創業されたフィンテック企業で、オンライン決済やPOSシステムも提供しています。
2019年の決済高は前年比+51%増の2,396億ユーロ(28.6兆円)、売上は+61%増の26.6億ユーロ(3,180億円)と急成長を遂げています。
Adyenは2018年6月ユーロネクスト・アムステルダムに上場し、2年で株価は約3倍に上昇。6月22日時点で時価総額は389億ユーロ(4.7兆円)まで高まっています。Checkout.comの7倍くらい。
イギリスを筆頭に、ヨーロッパのフィンテック業界も要注目です。
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