![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/29558989/rectangle_large_type_2_1af93f33cc9402d61f4a8b06fa88ceca.jpg?width=1200)
中国ニューリテール・ユニコーン「KK集団」が10億元を調達。創業6年弱で数百店舗を展開する急成長企業
中国でニューリテールを展開するユニコーン企業「KK集団(KK Group)」が10億元(約150億円)の資金調達を実施したと36Krが報じました。
今回のラウンドはCMC Capitalや「黑蚁资本(BA Capital)」、渶策資本(INCE Capital)」がリードしたとのことです。
昨年10月にはシリーズDで1億ドルを調達し、評価額が10億ドルに達してユニコーン企業に。累計調達額は20億元(300億円)を超えています。
KK Groupは2014年に吴悦宁氏が設立しました。
(KK Group)
輸入消費財のオフライン店舗「KK館」をオープンし、お菓子や化粧品などを販売開始。当初からアプリと組み合わせたOMOサービスを展開しています。
昨年にライフスタイル関連「KKv」と化粧品関連「THE COLORIST」の2ブランドを立ち上げ、KK館はフランチャイズ展開を開始しました。店舗数は100都市数百店舗まで拡大しており、累計ユーザーは1億人に達しているそうです。
ニューリテールといえば、Alibabaの「Freshippo(盒馬鮮生)」も急成長を続けています。
(Alibaba Group March Quarter 2020 and Full Fiscal Year 2020 Results Presentation)
現在は200以上のオフライン店舗を展開しており、生鮮食品の宅配拠点としても機能。ロックダウン下でオンライン購入比率が60%に高まりました。中国小売事業はECサービスの広告(Customer Management)と手数料(Commission)が停滞した中で、ニューリテールを含むその他売上が前年比+88%増と牽引しました。2020年3月時点でMAUは8億4,600万人を超えているとのこと。
最近Beyond Meatを販売すると発表したことでも話題となりました。
JD.comも7Freshを拡大しており、ニューリテールは資本力のあるプラットフォーマーがシェアを握っている印象。KK Groupのようなスタートアップの台頭にも期待がかかります。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?