生きづらさを言語化する方法

毒親問題や家族の問題などで生きづらさをかかえている人が多いと思います。その生きづらさを人になんとなく話しても、「そんなのどこの家族でもいっしょだよ」とか「うちよりマシだよね」とか言われてしまいます。

自分の生きづらさを伝わるように相手に伝えるのは難しいです。

その時、よく自分は面接で自己PRする時に使う手段を使います。

ものごとを客観的数値に置き換えて話します。

面接の時、例えば

前の仕事では販売員をしており、繁忙期に一生懸命頑張り、たくさんの商品を売りました

より、

前の仕事で、クリスマスのセールで事前に販売計画を任され、1週間という限られた時間の中、自分が指揮をとり、上司や同僚スタッフと連携してクリスマスイブに例年100個しか売れないところを150個、1.5倍売ることに成功しました。

みたいな①具体的な記述に②数字を散りばめると説得力が増します。

同じように、生きづらさを人に話す時、数値化するといいんじゃないかな、と思います。

自分の場合、親が裕福だったし虐待をされることもなかったので、生きづらさを人に伝えるのは本当に大変でした。よくバカにされました。
今はこういう感じに伝えるようにしています。

「自分は高校の時、パニック障害になりました。未成年でパニック障害になるのは1割以下です。私は兄は3人いますが、私を含めた4人兄弟のうち、3人が統合失調症と双極性障害とパニック障害のいずれかを何度か経験しています。私の一番幼いころの記憶は私の面倒を見させられた中学生の兄が嫌になって乳母車ごと私を坂道を突き落とされたことです。また、よく赤ん坊の頃、家の中の階段から落ちた記憶もあります。今考えれば最悪死んでいたかもしれません。つまり、両親は共働きだったのですが、ネグレクトのような状態だったのです。(続く)」

という風に言えます。こういうと明らかに大変さが伝わるのではないでしょうか。数字が何個か散りばめてあります。事実です。

親が外形的な暴力を振るっていない、愛情も感じる、裕福な家庭だと本当に言葉にしにくいです。

この数値化の作業に欠かせないのが過去の記憶を思い出すことになるので辛いとは思います。

とにかく短く伝わる言葉を。
あまり長く話してしまうとよくある愚痴にとられてしまうのでご注意)

今現在、辛い思いをしている人はその記録を細かくとって、観察してください。数値を交えて簡潔に辛さが伝わるといいと思います。

(ちなみに、今は親から離れて、とても良好な関係を保っていますし、とても感謝しています。)

追記:なんのためにこんな事をするのかというと、単純に
「自分は今頑張れない」とか
「今の状況をなんとかしたい」
とか
そういう切実な理由を伝えるためです。
苦労自慢に使うためではありません。(本当に生きづらさを抱えている人は苦労自慢などどうでもいいはずですよね)

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