常識にとらわれず『新しいキャリアのあり方』を提案していく――JAC Digital統括部長になって見えた世界➀
ジェイ エイ シー リクルートメントのブランドのひとつである『JAC Digital』で、2021年7月から統括部長に就任した河野由花。広範にわたるマーケットをリードする立場としてこれから成し遂げたいこと、そしてそのために自分が大切にしてきた信念を、河野が語ります。
デジタル領域を包括するチームの統括部長として目指す姿勢
2021年7月、ジェイエイシーリクルートメント(以下、JAC)のブランドのひとつである、『JAC Digital』の統括部長に就任した河野由花。コンサルタントとしての実績を経て2019年から外資ITディビジョンの部長を務め、2021年1月には加えてコンサルティングディビジョンの部長も兼任、さらに7月から統括部長へとキャリアアップしました。
河野「JAC Digitalというブランドをどう育てていくか上司と話していくうちに、それをリードする役目にチャレンジしてみないかと提案がありました。自分にとって大役だとは感じつつも、いただいたチャンスは活かそうと引き受けた次第です。ここ数年は、ほぼ毎年マネジメントする規模が拡大してきたので、楽しみつつも苦しい数年間でしたね」
統括部長になってからは、デジタル管轄に属する約180名の部下をもつ河野。メンバーはもちろん、その先にいるお客様の数も増えました。どうすればメンバーが活躍できる環境を作れるかという問いは、いまや難題に昇華しています。
河野「規模が拡大したことでマーケットや人材のキャッチアップが難しくなりましたし、多様性が広がれば広がるほど一辺倒な回答は出せません。
また、経営者が出す組織としての方針と、現場の環境をいかに融合させていくかも課題のひとつです。それぞれの視点や捉え方を意識しながら、自分の仕事によってより良い成果を出していくよう、日々取り組んでいます」
河野が統括するデジタル領域は、マーケットの需要の変化がはやく、テクノロジーの進歩と共に常識が塗り替えられやすい領域です。その目まぐるしい変化のなかでIT業界に特化した人材紹介を担う河野が重視するチームの力は、失敗を恐れずチャレンジし続けることです。
河野「正解をひとつ決めてゴールに向かっていくより、これが正解なんじゃないかと思うことにチャレンジし続け、失敗しながら新たな常識をつくっていくことのほうが、よりニーズに合う強みを引き出せると感じています。
時代に追いつくのではなく、時代をつくっていく。絶対と言える正解が見えない時代だからこそ、そういったチャレンジ精神のあるチームを育てていきたいと考えています」
存在価値を模索し続けてたどり着いた、人材業界の奥深さとおもしろさ
大手ERPベンダーのエンジニアとして製品開発を経験後、JACに入社した河野は、以降IT業界に特化したコンサルタントとしてキャリアを重ねてきました。入社から2~3年のスパンでは見えなかった人材業界の奥深さをより実感したのは、ここ数年のことだと振り返ります。
河野「長年このマーケットを見てきたため、お客様のほうからお声がけいただく機会が増えました。数年ではなく5年以上のスパンで組織やキャンディデイトと関わっていくと、紹介当初は想像もしていなかった昇進やキャリアチェンジをされる方もしばしばいます。
そうしたデータやノウハウが蓄積されていくことで、ご紹介する企業の観点も変わってきますし、最適解に対する信頼度が増強されていきます。長年働いていても、課題が尽きることはありません。あらためて難易度が高い仕事だと感じますし、そこがおもしろいです。
入社当時、10年以上人材業界で働く先輩の気持ちがいまいち想像できませんでしたが、ようやく最近、その気持ちがわかってきました」
一人のプレイヤーからチームリーダー、そして部長職へと躍進し続けてきた河野のキャリアは、一見して華々しく見えます。しかし、河野自身が抱いてきた信念は、今も大きくは変わりません。
河野「自分の存在価値を生み出したいな、と常々思っています。できなかったことにチャレンジして、失敗して、学んで……。その繰り返しからできることが増えて、もっと幅広い領域で誰かの役に立てるようになる。それを続けてきた結果が、今の自分なんだと思います。
振り返れば、学生時代にボランティア活動に励んでいたのも、そうした想いからでした。あの頃感じたことですが、学生一人が生み出せる価値には限界があります。その気付きから、もっと学びたい、経験したいと思ってバックパックの旅に出たこともありました。
自分の存在価値を生み出すという意味で、到達点に達したと思ったことは今まで一度もありません。まだまだだなと、いつも思います。だから今も、一つずつできることを増やしている最中なんです」
河野の努力の轍は、一人のプレイヤーから統括部長へと成長した今も、現在進行系で続いています。(②へ続く)
株式会社ジェイエイシーリクルートメントに少しでも興味をもっていただいた方は、ぜひ当社採用サイトからエントリーをお待ちしております。