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島から島へ

セブ島に到着し、街中の喧噪に圧倒された1日目。

宿泊先で眠りにつくとき、日本とは全く違う環境に
わくわくが止まらず、なかなか眠れなかったことを覚えています。


次の日の朝、目を覚ますと、
早朝にもかかわらず外から聞こえてくるのは

バイクの排気音やクラクションの音、

トンカントンカンと大工さんが釘を打つ音、

ニワトリの鳴き声、

様々な音が鳴り響いていました。


基本的にいつの時間も、音が鳴りやまない

そんな感覚がフィリピンの印象です。

しかしなぜかどこかうるさくない、
心地よくさえ感じてしまう、あの音たち。

また聞きに行きたくなる、そんな音です。


さて、1日目はセブ島に滞在しましたが、
僕が今回フィリピンに来た理由はボランティアです。

2日目はセブ島を出て、バンタヤン島という島に船で向かいます。

宿の朝食を食べ、午前中の間に
船のある港まで向かわなくてはなりません。

送迎のバスに乗り込むために外に出てみると
ギラギラ照りつける太陽。

2月でもフィリピンでは猛暑です。

昨日フィリピンに到着したのは夜だったので
気温も低めでしたが、日中はカンカン照りです。

朝の気温にやられながらバスに乗り込み、港に向かいます。


道中、窓の外を眺めていると

市内の人でにぎわう景色から一変、

ヤシの木の生い茂る、南国のような風景に。

市内を数キロ離れると、ジャングルのような景色が広がるのが
セブ島の魅力でもあります。

喧噪な街並みも、穏やかな田舎の景色も
どちらも見どころある、セブ島はそんな島です。


バスに乗って2時間経たないうちに、島の北側の港に到着。

1日に数本しかない船に乗って、島を離れます。


船を数十分待つ必要があったため、
到着まで乗り口エリアで待機することに。

バンタヤン島や他の島もリゾート地として知られているため、
船を待つ人の中には観光客の人たちも ちらほら。

そんな人たち向けに、ハンドメイドのアクセサリーや民芸品、お菓子などを
歩き売りする現地の人々。

食べ物の残りをもらいに寄ってくる、犬や猿。

そんな光景をみて、現地の生活に触れられた気がしました。


数十分待った後、船が到着。
キャリーケースを転がし乗り込みます。

三階式の大きめの船で、乗り込む人もそれなりに多めです。

ゆっくりと動き出した船がバンタヤン島に向かっていくとき、
もときた島を振り返ると

港の奥には、木が生い茂るジャングル地域が見えました。

リゾート地として有名なセブ島も、海側から見ると
自然豊かな一つの大きな島なんだ、と改めて目で見て感じました。


これから行くバンタヤン島はどんな見た目をしているのか、
どんな暮らしをしている島なのか。

船から流れる外の景色を眺めながら、期待が膨らみました。


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