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静かで憂鬱な朝に過去に浸る~今日の1曲~

今日は、Bill Evans のソロアルバム「Alone」収録の1曲目、「Here's That Rainy Day」を紹介したい。

この曲は、自分が大学生の時に初めて抑うつ症状を自覚した時、そこに安らぎを与えてくれた大事な一曲である。ビル・エヴァンスのピアノソロ曲を探しているときに、このアルバムを見つけ、最初の1曲目のイントロから心が打たれる感覚があった。

ジャズピアノというのは、かなり心に響く演奏が多いと思うが、ビルエヴァンスの演奏、特にこの曲の演奏は、いい意味で憂鬱なダウナーな感情を含んでいるように感じる。彼自身がそういうところにセンシティブなのかもしれないし、クラシックの中でも幻想的、印象派的な演奏から影響を受けているのもあるのかもしれない。

この曲は、Rainy Dayとあるので、雨の日に聴くとよいのかもしれないが、雑音がない空間の中で、憂鬱で孤独な朝の日に聴くのが個人的にはおすすめである。


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