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1年3ヶ月不妊治療して妊娠した話。①

noteの投稿は、ご無沙汰しています。
しおんぬです。

久しぶりの記事ですが、比較的長い文章になることが予想されるので複数記事に分けることにしました。
表題の通り、1年3ヶ月の不妊治療をして、この度妊娠しました!

先日、自身の各種SNSにて上記の通りご報告しました。
現在は妊娠5ヶ月で、安定期に入っております◎
10月12日は妊娠5ヶ月に入って最初の戌の日だったので、安産祈願に行きようやく公にご報告できた‥という訳です。

この報告に至るまでに、本当に長い時間が掛かりました。
過程について健忘録ではないですが、何処かに記しておきたいと思い今回noteに書こうと思った次第です。
ちなみに、夫が書いた妊娠に関するnote記事はこちら。

まず、我々夫婦について。
私(妻):来月(2022年11月)で35歳。派遣社員。副業として個人事業主(音楽レーベルの運営、ディストリビューター)もしています。
夫:来年(2023年)2月で34歳。会社員。2つのバンドでギターを弾いています。
2019年2月に入籍して、現在結婚4年目です◎

1.漠然と、子供が欲しいと思ってから

私たちが結婚した時、私は31歳。
お互いの趣味がきっかけで付き合って結婚に至ったので、私たち夫婦の日常は
ライブハウス、フジロック、居酒屋、旅行が主軸でした。
基本的には、二人で出来る楽しいことを目一杯楽しんでばかりいました笑

ただ、新型コロナウイルスの流行があって上記の趣味が一切出来なくなってしまいます。
尚且つ、コロナを理由に夫婦揃って狭い部屋でテレワークをする毎日。。。
そんな状況に耐えられなくなった私たちは、まず家を購入することになります。
家の購入については、別のシリーズがあるのでこちらをお読みください。笑

新居の購入に踏み切った時、私の頭には「将来子供が出来た時に広いお部屋の方がいいもんな‥」という意識もありました。
ただ、天からの授かりものとあってなかなか上手くはいきません。
漠然と子供そろそろ欲しいなあ‥と思いながら、既に入籍から2年以上が経過していました。

新居の購入契約から実際に完成するまで半年以上の期間があったので、私たちは引っ越しに必要なもの(家具や家電)の洗い出しなどを日々行っていたのですが
その間に夫に「将来の家族計画について」聞くタイミングを作りました。
そして、ぼんやりと2人とも「子供1人は欲しい」という意識があることがわかりました。

実は、私自身は元から「妊娠出来る身体なのかな?」という不安がありました。
思い返してみると、生理が周りの人たちよりだいぶ遅く中学3年生に始まり、
高校生・大学生くらいからは生理痛がめちゃくちゃ重くなり、社会人になってからは低用量ピルが手放せませんでした。
生理周期も平均よりかなり長く40日以上の間隔、しかも周期がバラバラ。
低用量ピルを飲んでいたのは、生理周期を整える為でもありました。
婦人科にも定期的に通っていたので、病院の先生からは「妊娠したくなったら、それを目的に病院に通うようにしてね」と言われていたのです。

上記のように私が言われていた話を夫にしたら「自分の身体がどういう状況か確認しに、一度病院に行ってみようかな」となり引っ越しまでの間に検査へ行ってくれました。
男性側は、なかなか検査に行ってくれる方も少ないと思うので本当に有り難かったです。
(不妊治療について書かれたweb漫画などで、男性は積極的ではない例をかなり見たので‥笑)
そして、病院にて2回検査した上で夫も数値的に少し心配な傾向があり
『妊娠したいのであれば、自然に任せるのではなくきちんと専門の医療機関に通って治療を受けないといけないんだ』
ということを理解しました。
そして、その後暫く引っ越しでばたつくことがわかっていたので「新居へ引っ越して落ち着いたら専門のクリニックに通うぞ!」と決めたのでした。

2.不妊治療専門クリニックに通い始める

2021年3月末、新居にようやく入居できるようになりじわじわと引っ越しが始まりました。
GWには友人達を招いて家飲み三昧が出来るくらいには引っ越しの状況も落ち着き、GW明けの日に初めて不妊治療専門クリニックを受診します。

クリニックを選んだポイントとしては、
①オンラインで受診予約が出来て
②土曜日にも診察があり
③平日は18:30まで診療受付をしている

ということでした。
特に平日遅い時間まで受診できるという点は、仕事後でも間に合う時間だったので通いやすいポイントになりました。
(当時の職場最寄り駅から2駅のところにある病院だったので、退勤後急げば18時の受診に間に合っていました)
後に不妊治療の専門雑誌などを読むようになってから知るのですが、通っていた病院は結構メディアなどにも掲載が多く人気の病院だったようです。

初めてクリニックを訪れた日。
コロナ禍ということもあり、一人で通院するようにHPに掲載があったので緊張しながら向かったことをよく覚えています。
まだあまり不妊治療についての勉強は始めていなかったのですが、初診から自身の身体について早速検査と診察が始まりました。
採血も本数がたくさんで、頂いた資料も大量で、割とアワアワしていたのですが
極め付けが「初診の会計が約40000円だった」ということです。

実際に不妊治療をしている方々からすると、何そんな金額で驚いているんだ!となる金額ではあるんですが
(この後にもっとすごい金額を請求されるんです‥)
特によく調べもせずに初診にかかってしまった私は、かなり驚きました。
会計時にクレジットカードが利用出来たのでなんとかなりましたが、これが現金のみであれば急いでATMに走らなければなりませんでした。。。

私がクリニックに通い始めた当時、不妊治療は自費診療のみだったので保険適応外なんですよね。
今現在は保険適応でも検査が出来ると思うので、初診からここまでの金額がかかることは無いと思いますが‥
クリニックによっては、初診の方向けのページに「初診で●●円くらいかかります」と記載があることもありますのでよくお調べになってから初診に行ってくださいね。
くれぐれも私みたいにはなりませんように‥。笑

3.夫婦それぞれ検査を受けた末に決まる、診療方針

初診の検査内容や金額で驚いたこともあり、ここからInstagramやBlogなどで実際に治療している方の投稿をよく読むようになりました。
あまりにも不勉強で、「とりあえずクリニックに通えばいい」と思っていた自身に対して恥ずかしくなったくらいです。

そして、初診で先生から言われたのは
「奥様だけ検査を進めても、治療方針は決まりません。
旦那様にも今後検査を受けていただき、二人の検査結果を元にどのような治療をするか決めていきます。」
ということです。
自宅で夫に初診でどうだったかなど話す流れで、夫も検査が必要であることを伝え私がクリニックに通うのとほぼ交互に夫も検査に通うようになりました。

去年のスケジュールを見ていると、夫は3度検査に通ってくれたようです。
私は初診も含めて4度の通院(検査や検査結果聞き)を経て、一旦検査のフェーズが終了しています。
ちなみに、東京都は不妊治療の検査に対しても助成金が申請出来たので
実際に支払った金額の内7割くらいは助成金で返ってきています。
(東京都の不妊検査助成金は50000円が上限でした)
助成回数は夫婦1組につき1回に限定されていますが、検査を受けやすくする為なのか割と助成金で返ってくるんだな〜という印象でした。

夫婦揃っての検査結果が揃ったのが検査を始めてから約3ヶ月後の8月頭だったのですが、その時に先生から聞かされたのが
「全てのステップを超えて、初めから体外受精をしていきましょう」
というお話でした。

不妊治療のステップとしては、
①タイミング法
②人工授精
③体外受精
と3段階ある
のですが、私たちには①も②もすっ飛ばさなければいけない要因があったということです。

これには正直とても驚いたのですが、
タイミング法を行うにも人工授精を行うにも勿論時間とお金が掛かります。
そこに割くくらいであれば、初めから体外受精をと勧めてくださった先生
(たまたまその日の診察は院長だったのですが)には、とても感謝しています。
他のステップから始めていた場合、私はまだ妊娠に至っていなかった可能性が高いと思うくらいです。

そんな訳で、私たちの治療方針がようやく決まりました。
ここから約1年間壮絶な日々を繰り返すのですが、、、ぼちぼち長くなってきましたので、その話はまた次回にしたいと思います。笑
なるべく近日中に更新できるよう頑張ります◎

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