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中途採用の面接官になってわかったこと

皆さん今年も残り2ヶ月半ですね。年々1年が短く感じるのはなんででしょう?
もう1年が終わってしまうと焦った私は、この1年本当に自分の成長のために何を達成してきたか振り返ってみました。そして気づいたのです、何もできていないと。いやーこれには焦りました。この1年を棒に振ってしまったような気持ちさえ芽生えてきました。そこで今一度、自分のキャリアとして経験を積みたい事は何かを考え直した時に、採用や組織開発に携わってみたいと思ったのです。
そこからは上司や人事に相談して、実際に中途採用の面接官をさせてもらえることになりました。(幸か不幸かめちゃくちゃ人手不足なので、いつでも採用面接をしている会社なのですぐにOKが出たのかもしれません)

面接官をする中で、本当に転職ってご縁なんだなーと実感する経験がありました。すごく素敵な方でも苦渋の決断で採用を見送りした方もいました。実際に私も転職活動で不採用だった時はすごく落ち込み、自分には能力も実力もないんだと思っていました。しかし中途採用は実力だけあればいいってもんじゃないんです!だからもし今転職活動中で不採用が続いて落ち込んでいる方がいたらぜひ下記を見て欲しいです。

採用を見送る3つの理由

①チームバランスを鑑みたニーズと合致していない

中途採用をする時に考えるのは、チームメンバーとのバランスです。例えば凄く若いメンバーばかりでその人たちをうまくまとめられる人がほしいので、Maturedな人が欲しいとします。しかしそのポジジョンに必要な基本的なSkillや経験は申し分ないが、チームメンバーの誰よりも若く、今までメンバーをまとめた経験のないAさんが応募してきたら、その人自身には問題ないものの、今のチームにはちょっと合わないなーとなり採用を見送ったりします。でももしチームメンバーにスキルのある若手が足りないという状況なら、おそらくAさんは採用されるでしょう。
これが転職はご縁ですからーと言われる理由の1つですね。需要と供給が合致しないと内定がでないのです。

②必要な能力と合致していない

①の理由と似ているかもしれませんが、同じ職種を経験しているとはいえ、強みとなるSkillは違うはずです。例えば同じブランドマネージャーのポジションでも、企業によっては製品開発のSkilがほしいところもあれば、PromotionのSkillがほしい企業もあります。JDに必要なSkillや経験は書いてありますが、あくまでもそのポジションにおける最低限必要なものとして書かれている場合が多いので、どこに強みを持っている人なのかは面接で深掘りして判断することが多いです。
なぜ強みを重視しているのかというと、強みが活かせない仕事だと入社してから辛くなるだろうし、それにより離職のリスクも高まるためです。だから不採用だったポジションは後々自分を苦しませていたかもしれないと考えることもできます。

③社風と合致していない

一次面接で不採用な場合、この社風との不一致が原因である可能性も高いです。社風ってそんなに違う?と思うかもしれませんが、かなり違います!!
例えば、今まで整った状況で一人でどんどん進めることが得意だという人が、自分で開拓して、関連部署と一緒に話し合いながら進めていかないといけない会社に応募したとしましょう。やはり面接官は本当にうちの会社で成果を出せるのかなとなりますよね。だから再現性を確認するための質問をして、確証を得ていきます。でもこれも強みと関係するのですが、整った環境だからこそ強みを発揮できる人もいれば、やり方が決まっていない方が自由度があって強みが活かせるという人もいます。これは求職者も面接を通して確認していった方がいいことです。

最後に

中途採用は本当にご縁(需要と供給の一致)なので、うまくいかなくても落ち込まないでください!むしろ内定が出なかった企業ではあなたの強みが活かせなくて、お互いに不幸になっていたかもしれません。
そして求職者にも選ぶ権利があるということを忘れないでください。面接官の雰囲気や質問の回答に違和感を感じたら、遠慮なく辞退する権利があります。(すごい早口でせかせかした面接官ばかりの企業はせっかちな社風だったりしますし、面接官の印象は社風を映す鏡です!)
やはり面接官として辞退されたらショックですよw でもそれもご縁なのでしょうがないです。
何社落ちても、最後にいい企業と出会えた人が勝ちなのが転職活動です。いいご縁を掴むために諦めずに挑戦していきましょう!

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