なんでできないの!

発達障害が疑われる人へ。
ADHDの人、もしくはその傾向の人へ。
自己肯定感が低く、自分はできないと嘆いている人へ。
できないのにできるとついつい強がってしまう人へ。
できない子を目の前にして、ついつい小言を言ったり、なんでできないのと言ってしまう、親御さん、教師へ。

⭐️
苦手なことは苦手と
できないことはできないと
やりたいことはやりたいと
好きなことは好きと
正直に生きることでのみ、道は開ける。

☀️
解説します。
教室で、ADHDもしくはその傾向があるお子様の場合、片付けが極端に苦手な子が少なくありません。
彼らは、プリントや教科書を乱雑に机やロッカーにぶち込んだり、授業中じっとできずにうろうろしたり、話しを聞けなかったり、すぐに質問してきたり。
自分のことを「まとも」だと思っている先生や親からすれば、彼らは「おかしい」人であり、ついつい指導や心療内科の治療でどうにかしようと躍起になります。さらには、カウンセラーに相談したり、職員会で話合ったり

しかし、
彼らはおかしな人ではありません。元々生まれつき、もしくは生育歴が原因で、その物事が極端に苦手なのです。だからできないのは当然。
また、自分でできないけどやりたいと思うのも当然。
まともじゃないのは、それを彼らがやりやすいように環境を設定し、学習、習得させられなかった親や教員なんです。

だからこそ、
「なんでできないんだ」なんていちいち考えるだけ無駄、心が擦り減ります。
できないのは当たり前、できないんだったら誰かにやってもらってもいいし、できないままでもいいんです。
ただし、
自分で自分が「できる」と思っていて「できない」のは、結構ショック、メンタルやられます。もっとできなくなったり、できていることまでできなくなるかもしれません。
そこで、
できないことをできないと正直に言える環境を作るには「なんでできないか」分かっていればいいんです。
できないことが明確に分かれば、意外とできることだったりしますよね。

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