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常に清水の舞台から飛び降りていた|セーブポイント総括(5)|意識の変化について

セーブポイントという拠点の運営を通じて得た視座の共有5回目。

今回からは意識の変化について。

毎回、清水の舞台からダイブしていたら不安が無くなった話。


セーブポイントを始めた頃は、

・やったことのないこと

・やったらどうなるか想像ができないこと

・色々批判されそうな先入観があること

をするたびに、よーく考えて、

やるべきかやめておくべきか。いや、でも今やらないと状況は変わらないぞ。このまま生きていても希望は見えないし、死んだと思って全て捨てる気持ちでやってみるか。

ああ、もう考えているんだったら、やってしまえ。えーい!!!!

くらいの一大事で、勇気と決断力を振り絞って何かしていた。

最初のpolcaをしたこの記事を書いた時も、実は心の中はそんな感じだった。

今読み返すと、必死さと本当は追い詰められているんだけれど、頑張って楽しむ方向に持って行こうとする感じが伝わってきて懐かしい。

元々は神経質で内向型の人間なので、最初のうちは何か1つやるたびに、生きるか死ぬかの覚悟くらいのエネルギーを消費していた。

そして、1年間飛び降り続けていたら「思った通りになるのは当たり前だから、思ったらやればいいだけじゃない? はい、やりましょ。」くらいの軽さで行動できるようになった。新しいことをする時に力を入れなくて良くなった。

意外と大したことないやを実感する機会をもらった1年間

わざわざ飛び降りるような選択をする時というのは、遠くの方に希望と理想が見え隠れして、心の奥を探っていった結果、自分はその状態を望んでいるとわかってしまった時。

そしてそこに行くためには、今までやったことのないことをやってみないと、たどり着けないことを知る。どうなるかわからないし、不安は大きい。遠くの方にかすかに見える理想像も自分の想像の産物なのか本当にそうなるのか確証もない。

だけれど、そっちに行ってみたい。このままは嫌だ。そう思った時。だいたい飛び降りていた。

最初の方は、たびたび清水の舞台から飛び降りるような気分で決断して実行するんだけれど、やってみると、あれ?意外と大したことないやという実感を得る。

やる前に、想像の中で繰り返し体験した結果の方が何倍もストレスフル。実際やってみると意外と大したインパクトはない。

そして、そのあれ?意外と大したことないやを何度もやっていると、自信と余裕が育まれていった。

知っているのと実感したことがあるのはだいぶ違う

セーブポイントをやる中で、会社に勤めて安定して生きていたらきっと体験できないような体験を色々させてもらった。

知らない人が自宅に直前アポで泊まりに来たり、家賃を払えないんですけどどうしましょうかと不動産屋さんに電話してみたり、裁判所から郵便が来たり、ガス→電気→水道まで止まったり、人に金銭的な支援を要請をしたり、逆に貸してたお金を返して欲しいって要請したり、電話番号を失ったり、Facebookアカウントが使用停止されたり、30円くらいしか持っていないのに、2回建ての家に引っ越す契約を先に結んでみたり。

今までだったら「こうなったら大変!これはダメでしょ!」みたいなことを次々に体験して、あれ、意外と大したことないぞ?を体感し続けると、大抵のことはなんとかなるし、結局は自分がどうしたいかだけの問題で、全てのことは願った通りにできるということがわかるので、チャレンジする時に不安がなくなっていく。

思い通りにしたいと願って、思い通りになった経験を繰り返していくと、脳のシナプスが変化するのか、思い通りになるのはあたりまえ、という感覚になっていく。

自信ってこうやって育まれていくのだろうなと実感した。

やってみたら意外と大丈夫、というフレーズは本や人の話で聞くけれど、実感しているのと知識で知っているのはだいぶ違うなと思った。

嵐が過ぎ去った今、新しいことをする時に清水の舞台から飛び降りるくらいのエネルギーを使わなくて良くなったのは、今後の人生に有益だと感じている。

貴重な体験をありがとう、セーブポイント。

記:サカキ

広大な仮想空間の中でこんにちは。サポートもらった分また実験して新しい景色を作ります。