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OH!へんろ。親子の88か所巡り(21番札所):舎心山 太龍寺(徳島県)

わたしが、子どもたちと決めた今回のお遍路ルールは一つだけ。納経所で御朱印をいただくのは子どもたちの役割ということ。ちゃんと挨拶をして、御朱印をお願いし、最後はしっかり御礼をする、です。

ロープウェイに乗ります。お遍路の中でも少し子どもたちのテンションは高めです。

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今日の煩悩

「子どもたちが小学生高学年になると、塾とかクラブとかで忙しくなって、一緒に出掛ける時間が少なくなるよ」という話を聞いて、彼らが低学年・幼稚園児のうちは子どもとの時間のプライオリティを上げることにしました。結果的に良かったと思います。

母親は出産と同時にオキシトシンのシャワーを浴びます。オキシトシンは仲間意識を高めるためのホルモンですが、出産の痛みに耐えるための痛み緩和剤みたいなものでもあるでしょう。

父親は自分の子どもが生まれたからといってただちに大量のオキシトシンは出ないでしょう。地道な努力が必要です。

赤ちゃんが得意な近接領域で、皮膚をスリスリしたり、近くでいないいないばあ(これはドーパミンかもしれないけど)、見つめあったり、ちゅっちゅしたりすることを通じて、ちょびっとずつオキシトシンを得ていくしかないです。

これは、たぶんポジティブ・フィードバックのループがあるので、繰り返すことで、お父ちゃんにオキシトシン、赤ちゃんも同時にオキシトシンがでて、愛着形成や心理的安全地帯の形成に役立つのだろうと思います。

でも、オキシトシンを蓄積していった父ちゃんが本領発揮するのは子どもたちが小中高となった時かもしれません。しらんけど。

そういえば、どこかの国で行われた、鼻にオキシトシンスプレーを投与した男性とそうでない男性に独身女性を近づける実験がありました。

オキシトシンスプレーを投与された男性は、パーソナルスペースが広くなり、女性を近くに寄せ付けませんでした。スプレーしない男性は、その逆でガードが緩かったです(人にもよるでしょうが)。

母親は出産でオキシトシンが大量に出ているので、子どもを外敵から守ることに徹します。夫の相手はしなくなる。

里帰り出産などで夫が赤ちゃんとの接触時間が少なくなると、夫にオキシトシンが出る機会が減る。オキシトシンが出てない男性は独身女性が近づくことを許す。

なるほど、そのような事例、週刊誌などでも目にしますね。

ある調査によると、育児世代は生活満足度が低くなるそうです。でも、感情面を拾う尺度で主観的幸福度を測定すると、育児は幸福度を高めていることがわかります。

すこしだけ、オキシトシンを恵んでもらうことで、ささやかな日常を活かしていただいています。お有難うございます。

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御詠歌:

太龍の常にすむぞやげに岩屋 舎心聞持は守護のためなり

本尊:

虚空蔵菩薩

創建:

延暦12年(793)

真言:

のうぼう あきゃしゃ きゃらばや おん ありきゃ まりぼり そわか

歴史:

延暦12年に桓武天皇(在位781〜86)の勅願により堂塔が建立され、弘法大師が本尊の虚空蔵菩薩像を造像し、開創したそうです。寺名は修行中の大師を守護した大龍(龍神)に因んでいます。

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所在地:

徳島県阿南市加茂町龍山2

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駐車場:

太龍寺ロープウェイ駐車場 無料





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