スタートアップから学んだこと
もう1ヶ月ほど前の話になるのですが、IVS2023KYOTOというスタートアップと投資家向けのイベントに参加してきました。
僕自身はスタートアップで働いている訳ではなく、一般の企業のエンジニアとして働いているのですが、僕の会社がIVSのパートナーで招待チケットが何枚かあるということでたまたま参加することができました。
去年までははイベント自体が招待制で限られた人しか参加できなかったようなのですが、今年からオープンなイベントになり、興味がある人は(参加するにはチケットが必要で、グレードに応じてそれなりの金額がします..)誰でも参加ができるようになりました。
スタートアップ向けのイベントとはいうものの、僕のように一般企業で働いている人でも参考になる部分や刺激のある内容が多く、学べる点は多かったです。
ということで今回はIVSで感じたスタートアップと大企業の違いについてまとめておこうと思います。
組織が小さいがゆえのメリット
スタートアップ立ち上げ当初は数人規模で始める場合も多い。
人数が少ないことで人手が足りなかったり各々のこなすタスク量が増えたりとデメリットもあるが、その反面もちろんメリットもある。
例えば、上下関係なく気軽にコミュニケーションが取れたり、気軽に自分の意見を発言することができたり、会議においても全員が参加して意思統一ができたり、自分の意見を気軽に述べることができる。
組織が小さいことによって社内の風通しが良くなるのだ。
逆に組織が大きくなるとどうなるだろう。
自分の上司より上の立場の人に意見を述べる時は上司を通さないといけないし、重要な会議に関してはマネージャー陣しか参加できなかったりと社内での自分の立ち位置がぼやけてしまう。
僕らのように大企業の人間は、スタートアップのように社内の風通しをよくして上下関係なく誰でも気軽にコミュニケーションが取れること、個人が発言しやすいオープンな環境を作ることが好ましいと思われる。
社内の風通しをよくすることで意思統一や意見を言いやすい雰囲気づくりを目指し、社内をより活気ある場所へと改善したい。
同じゴールを目指す仲間が集まっている
大企業とスタートアップの大きな違いの1つは、同じゴールを目指す仲間が揃っているという点。ゴールというのは目指す方向性、ビジョンが一致しているかということ。
もちろん大企業でも同じゴールを目指す人たちが集まっているが、スタートアップの場合はより同じベクトルを指し、さらにそこに対する熱量もより一層強く感じる。
大企業は既存事業という基盤がありながら新しいビジネスを模索しているのにたいし、スタートアップは本当にゼロから新しいビジネスを立ち上げている。
立ち上げるビジネスを成功させたい、そのビジネスで世の中の課題を解決したい、多くの人に使ってもらいたいという共通のビジョンを持っている。
自身の作るサービス/プロダクトに対する情熱・愛を持つ
会場で一番感じたのは、彼らはとにかく自分たちの作るサービス/プロダクトに対してに誇りを持っているし、なんとしても成功させるんだという情熱を持っている。
これは僕のように大企業で働く人間の中には少ないのではないかと感じた。
もちろん、社内にも製品に対して情熱的に取り組んでいる人もいるし、自らが作り出す製品を誇りに思っている人もいる。
ただ、そういう情熱的な人間ばかりではないし、自分もそんなふうに情熱を持ってサービス/プロダクトを作成しているかというと少し考え込んでしまう。
やはり作る製品に対して情熱的に取り組んだ方がより良い製品ができるのは間違いないし、もっと魅力的な製品にするにはどうすればいいか?もっと多くの人に使ってもらうには何をすればいいか?というのを常に考えなければいけないということを強く感じた。
普段スタートアップで働いている人知たちと関わる機会がないので非常に有意義だった。
とくに僕は普段、新規事業開発の分野でエンジニアとして働いているので、新規事業の立ち上げなどスタートアップに似通った部分が多い。
新規事業は成功する保証はないし、彼らのように人生をかけて本気で取り組んだとしても失敗する可能性だってある。
だからこそ彼らのように本気で良いサービス/プロダクトを生み出すにはどうしたらいいか情熱・愛を持って新しい製品を開発していきたいと感じた。
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