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無音の世界を集中して楽しむ

私は、中学生の時から家にいるときや移動中はよく音楽を聴いていました。

JPOP,KPOP,洋楽,ROCK,JAZZ…とにかくたくさんのジャンルを渡り歩きながら耳にしていました。

それは勉強しているときでもそうでした。とにかく常に音がないと落ち着かなかったのです。

そんな私が、最近音楽を聴く時間が少なくなりました。

あれほど音が常にないと不安だった私が、無音の世界を楽しむようになったのです。

きっかけ

そのきっかけは、普段音楽プレイヤーとして使用していた古いスマホの故障でした。

隣町まで行くために自転車をこいでいるとき、何かがポケットから滑り落ちる感覚がしました。

振り返ると古いスマホが道端に落ちていました。

急いで回収し電源ボタンを押してみたものの、画面がわずかに点滅しただけで何も映ることはありませんでした。

スマホ自体は電源が入っているのですが、画面が完全にお釈迦になりました。

ならば、今使っているスマホに音楽データを入れようかと考えましたが、オフライン保存していた楽曲が膨大でストレージを圧迫してしまうため断念しました。

音楽プレイヤーを買ったりしても、spotifyをインストールできないためこれも断念。

結果的にこれが音楽を聴く時間が減ったきっかけとなりました。

音がないけど楽しい

スマホを落とした後、電車に乗り込んでいきました。

イヤホンなしで電車内を過ごすのは本当に何年ぶりでしょうか。乗っている間も耳がさみしい感覚が抜けませんでした。

ですが、電車の音や周りにいる人の会話をイヤホンなしで聞くのも何年かぶりです。

電車の音や車内の人の話し声は全く同じ時がないんだなとちょっとした発見をしました。

帰宅しても私以外誰もいないため、常に無音です。

近いうちにTOEICの試験があったため、テキストを開いて勉強を開始しました。

すると、あることに気が付きました。

音楽がかかっているときよりも何倍も集中できる

私は中学生の時から勉強のおともに音楽を流していました。

常にそれが習慣になっていたので、無音の状態で勉強することがありませんでした。

音がなくなっただけで、勉強しているときの内容が驚くほどクリアに頭に入ってくるのが驚きでした。

さらに、朝英文の音読をしているときにもよく表れました。

雑音がなくなったことで自分の発音とお手本の発音の差がよくわかるようになり英文を暗記するスピードが向上しました。


このことから、私は無音の世界がここまで自分を変えてくれるものだと発見し、楽しめるようになりました。

おまけ:音楽を聴きながら勉強すると

私が無音の世界の楽しさを発見したと同時に、これまで音楽を聴きながら勉強するとどうなっていたかを思い出しました。

勉強しているときはわかったようになっていても、テストで勉強した内容を思い出そうとすると、その時聴いていた音楽までフラッシュバックしてきます。

私はそのせいで気が散ってしまい、一体何点分の凡ミスを繰り返してきたことかわかりません。

もっと早く先人たちの警告に耳を傾けるべきでした。

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