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球春到来


球春到来。

反抗期突入中のうちの三男坊も、今年から高校球児になった。目指せ、甲子園(笑)

まぁ、そこまでいかなくてもまずはレギュラーを目指して頑張ろう。

そういえば、知り合いが高校球児だったころ、甲子園に行ったことがあるといっていた。へぇ凄いねぇという話で盛り上がったところ、どうやら詳しく聞いてみると、その知り合いは1年生の時に甲子園に出場したらしく、レギュラーではなく、応援席で応援していただけだった。それを聞いて、露骨にがっくりした。

今から考えると、大変失礼なことをした。自分の子供が高校球児になってみると、甲子園に行けただけでも大したものだとおもう。甲子園に行くことだけに価値があるといいたいわけではないが、全国の高校球児がそこを目指して厳しい練習に耐えているのだ。レギュラーじゃなくても、立派なものじゃないか。


さて、最近は甲子園出場校も事前にいろいろな情報が入るようになり、大会前からいろいろと楽しみが増えた。その中でも高校BIG4と銘うって各校の選手を紹介するのを楽しみにしている。BIG4、いい響きだ。

プロレスにも四天王という呼び名があった。BIG4、四天王。代表選手が4人いるとなぜか安定して聞こえる。これがBIG3、三天王だと座りが悪い。BIG5、五天王も安定しない。じゃぁ偶数がいいのだろうか、BIG6、六天王。6だとやはり多すぎる。椅子も4本あしで安定するように、基準は4のようだ。



出雲には神様が多い。その中でも「大神(おおみかみ)」と呼ばれる神様は4人だけだ。いわゆる神様BIG4だ。神様四天王といってもよい。古代の地理誌である『出雲国風土記』にその「大神」の記述がある。

佐陀川を遡ったところにある佐太神社の神様・佐太大神。

意宇川を遡ったところにある熊野大社の神様・熊野大神。

飯梨川を遡ったところにある能義神社の神様・能城大神。

そして、海に向けてモニュメントのように建てられたのが出雲大社の神様・所造天下大神(あめのしたつくらししおおみかみ)である大国主命。

この中でも今回は特に、能城大神に注目してみよう。

小さな小山の頂上に建てられている能義神社。祭神は天照大神の第二子、天穂日命。天穂日命は國土奉還の使者として高天原 より大國主大神のもとにおいでになり、大きなご功績を挙げられ た、大神のご祭主としてお仕えされた神様で、出雲國造家の 御祖神。

朝廷の御尊崇も殊に篤く、「六國史」には 数度にわたって神階を授けられた記事を見ることが出来る。又、社殿も古雅広壮であったと伝えられているが、永録六年(一五六九年) 天災で焼失、慶長十八年(一六一三年)堀尾氏の御造営以来十一回の 御遷宮を経て今日に及ぶ、大社造りの古社である。


出雲大社、佐太神社、熊野大社と比べると、正直、能義神社は社殿の豪華さという点では見劣りする。しかし、歴史を眺めてみると、能義神社のある広瀬町は中国に覇を唱えた尼子経久の難攻不落の居城である月山富田城も後方に控えている。勿論、尼子十勇士の一人・山中鹿之介の伝説は今も語り草である。

さらにいうならば、今では海外でも有名な日本一の庭園をもつ足立美術館もこの土地の重要な観光名所になっている。

それを考えると、能義神社の能城大神がこの地に鎮まったのは、歴史的に見ても先見の明があったともいえなくもない。


野球もいくらBIG4と騒がれようが、チームとしてまとまっていないと勝てはしない。そういう意味では能城大神もいいチームを持っているといえるのではないか。

また、今年も暑い夏が始まろうとしている。



今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。  

よかったら、能義神社にもいらしてください。

あわせて月山富田城と足立美術館に行かれることもお勧めします。

では、お待ちしています ♪



こちらでは出雲神話から青銅器の使い方を考えています。

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