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日本人の収集癖について

音楽がストリーミングで聴けるようになり、CDが売れなくなって久しい。

このような状況下でも去年、山下達郎さんの新譜「Softly」はちゃんとCDで発売され、見事オリコンチャートで一位に輝いた。昭和、平成、令和と続いて一位に輝くのだからすごいことだ。

しかし、ぼくはその一位のセールス枚数に驚いた。15万枚・・・。

今、ほんとうにCDは売れなくなっているのだね。

山下達郎さんは雑誌のインタビューか何かで2010年から2020年のうちにCDはなくなると思っていたと語っていらした。確かに海外ではCDが販売されなくなっているところもあるという。しかし、日本はそうならなかった。日本はもちろん減少傾向だけど、今でもCDは販売されている。山下達郎さんもそのことについて驚いていた。

これはひょっとしたら日本の文化に関係することかもしれないと思った。

われわれはCDやLPで音楽を聴くという行為以外に、CDやLPを集めることにも重きを置いているのではなかろうか。コレクションとしてのCDやLPという見方もあるのではないか。ストリーミングじゃあ、コレクションにならないものね。

人気長寿番組の「開運!なんでも鑑定団」は出雲でも人気だ。

ぼくも毎週、時間があれば見るようにしている。こちらでは日曜日の午後1時に放送されている。自分勝手に高額鑑定や低額鑑定(こんな言葉あるのかな)を予想し、一喜一憂している。もちろん、ぼくがお宝を持っているわけないので、お宝鑑定大会に参加する予定はない。

この「開運!なんでも鑑定団」も集めることが好きな国民性をうまくくみ取った番組だともいえる。さて、世界にはこのような番組があるのだろうか(あったら、ごめんちゃい)?



出雲神話のお宝といえば、神庭荒神谷遺跡と加茂岩倉遺跡の青銅器だろう。神庭荒神谷遺跡は銅剣358本、銅矛16本、銅鐸6個、加茂岩倉遺跡は銅鐸39個。一度に出土した数としては、他を圧倒し、ぶっちぎりの全国1位だ。

「出雲国風土記」の大原郡神原郷に「古老が伝えていうには、大国主命がお宝をつみ置かれたところである。それで神財(かみのみたから)郷というべきだが、今の人はただ誤って神原郷といってる」とある。

そこで加茂岩倉遺跡の銅鐸が発見されたのだから、青銅器は大国主命のお宝といっていいだろう。ひょっとして銅鐸は大国主命のコレクション・・・・そんなことはないか(笑)。



今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。  

よかったら、神庭荒神谷遺跡と加茂岩倉遺跡にもいらしてください。

大国主命のコレクションをぜひ見てあげてください。

では、お待ちしています ♪


ヘッダー画像はmatsuura hideyasuさんの画像をお借りしました。ありがとうございました。




こちらでは出雲神話から青銅器の使い方を考えています。

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