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夜、アヒルに出くわした

道端でアヒル?に出会いました。負傷しているのでしょうか? 元気はなく何故か道の真ん中によって行こうとします。大自然のブラジルとはいえマリリアの市街地で歩いているのは珍しいことです。近くに池もない場所です。 

 数名の大人たちが道路の端へ追いやって車やバイクに轢かれないようにかばうのですが、なぜか中央に戻っていきます。飛び立とうともしないしかといって負傷しているようにも見えません。しかし元気がないのは確かです。まるで悩みがあるような、なにか観念しているような佇まいです。

私も少し追ってみましたが近寄ってみると結構大きくて威厳があります。本気を出されたら怪我しそうな恐怖を少し感じたので手を出すことはできませんでした。

他の大人や青年たちも遠巻きに心配そうにしているだけで手を出す人はいません。
 
 ブラジルでもみにくいアヒルの子の物語は馴染みがあるのだろうか?

翌日ふとそう思って妻のファビアに聞いてみたら、やはり有名なお話としてみんな知っているとのこと。

そう聞いても何か心は晴れませんでした。

 

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