今や学生の初対面はネットって話

春から大学一年生になる。そんなに有名なところではないから、受かってからしばらくしてもTwitterで春から○○生みたいな書き込みを見たことがなかった。

「#春から~」。学生(高校・大学)は、SNSをやっている人であればほとんどがこのハッシュタグを知っていると思う。簡単に言えば「入学前に知り合いがほしい」人たちが繋がりを求めて使っている。

私はもともとこうした繋がりが閉じたコミュニティすぎてあまり好きではなかった。だって。会えるじゃんあと一か月で。何を焦ってんだって。そう思っちゃうタイプで。

でもかなり特殊な学校だし、学校から連絡全然来ないし、そうしたコミュニティにちょっと憧れちゃったりして、ハッシュタグこそつけなかったものの、同じ大学の人と繋がるようになった。

今のところ、そんなに嫌なことはないけれど、逆にSNSだけで仲良くなりすぎるのも考え物だなと思う。話すの楽しいし、今学校がなくわりと暇してる自分にとってはオアシスみたいなとこもあるし、なにより同期の存在を今まで全然知らなかったもんだからまずその存在自体が嬉しい。でも、ここでこんなに楽しいのに、会ってみたら違うなとか思ったらめっちゃ悲しいなと思う。


だいたいTwitterでコミュニティができ始めたら、次は大学とか学部生用のライングルができる。さらにコミュニティ力が強くなる。ここでTwitterをやっていない人は四月になってから少し引け目に思い出す。最初からコミュニティには入れていないというのは、かなり寂しいものだと高校の時の経験から知っている。

四月前の段階からSNSでコミュニティができるのは一種のハラスメントのように思えてしまう。正直、色々な人と関わるのは楽しいけど、格段に携帯を見る回数が増え疲れがたまっている。もともと私はそこまでSNSの会話が得意ではないため、ラインも未読無視しがちだが、知り合って間もないとそれもはばかられる。

よろしくお願いしますを言うためだけにこうしたコミュニティが増えるのはいかがなものだろう。世の中の新○○生は、今の時代全員「よろしくお願いします疲れ」を経験するのだろうか。

しかし、今知り合っておいてよかったと思える人がいるのがまた惜しい。

何年後か、私に子供ができたとして、こうした現状は打破されているだろうか。別に悪いことではないのは重々承知の上だが、後の世代にSNSハラスメントで苦しむ人がいないように願うばかり。

そしてまたも大多数に飲まれてしまった私に少し叱咤したいとともに、逆に褒めたいとも思う。よくここへきて積極性を出せたと。


うーんでもいやーどうなんだろう(早く終わりましょう)

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