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今週の読んだ本

◆怒り

以前感想をあげたように、映画がめっちゃよかったので原作も読んでみた。

※以下ネタバレ有

映画がわりと救いようがなくて最後モヤモヤしたので、その覚悟持って読む。
あとはもう犯人がわかってるから、どちらかというと映画との違いを楽しむカンジで。

モヤモヤ覚悟の上で読んだんだけど、読後はスッキリした・笑
何より、映画には描かれていなかった、直人が藤田家のお墓に入れたことが嬉しかったし、なんか安心した。
あーよかった…。
マジでよかった~。と・笑
直人と優馬のお母さんの関係も、映画では気づけなかった。
なるほどなぁ。
映画よりやっぱり深い。
でも映画のラストの優馬が泣くシーンがまた見たくなる。

原作、映画、どちらもよかったなぁと思う。

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◆自己肯定感を上げるのはもうやめよう

※以下ネタバレ有

どこからどうこの本に辿り着いたのかさっぱり覚えていないのだが、最近は小説ばかり読んでいたのでこの手(どの手?)の本を読むのは久々だった。

〈もっと自分を好きなる自分科講座〉をやってる私としては、めっちゃ気になるじゃないかこのタイトル。
タイトルで即買い。
タイトルって大事だなぁと思う・笑

自己肯定感上げなくていいならどうするのさ(ふんす!)というちょっと反発するような気持ちで読み始めたけれど、要は無理して上げなくても下げなければ勝手に上がるよ〜って話だった。
うん、納得。
納得だし超賛成。

「自己肯定感あげなきゃ!」
って力めば力む程空回りする。
自己否定する自分を自己否定するエンドレスループにハマるんだよね。
よくやったなぁと思い出す。

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◆朝がくる

※以下ネタバレ有

出だしは角田光代さんの「森に眠る魚」を思い出した

そんな幼稚園のママ友関係のお話なのかなーと思って読み進めたら全然違う展開に。

ヒカリ目線のお話になってからはもう読むのが止められなくなった。同じ辻村深月さんの「鏡の孤城」を読んだ時もそうだったけど

とにかく登場人物にしあわせになって欲しい!という気持ちが溢れて、早く続きが読みたくてたまらなくなる。
途中「えー!なんでそれやる?」とかツッコミながら、心配しながらもしあわせを願いながら読み進める。
なんなんだろう、この応援したくなる気持ちが湧いてくるのは・笑

ラストはそんな都合の良く?って気持ちもなくはなかったけど、でも嬉しかったし安心した。
ヒカリがその後どんな人生を歩んだのかはわからない。
でも広島のお母ちゃんの存在を取り戻して、広島のお母ちゃんとして生きていくんだろうなと思った。
一見不幸そうに見えるヒカリだけど、いやまぁなかなかハードな人生だったけど、でもよく考えるとその中でも必ず手を差し伸べてくれる人はいたわけで。
その手を取るか取らないかは本人次第なんだけど。渦中に居ると差し伸べられた手さえも見えないから。
でもなんかそこも救いだったな。

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