家族って不思議
結婚して今年で25年になる。
妊娠を機に、旦那さんの実家で同居を始めたので、旦那さんだけでなく義父母と25年一緒に暮らしていることになる。
四半世紀。
私が実家を出たのが18歳のときだから、両親と暮らした年月をとっくに超えてしまった。
これだけ長く一緒にいると、考えることとかも似てくる。
キャベツがもうないなぁと思って一玉買ってきたら、義母も買ってきて、更に宅配サービスでも頼んでいて（注文していたこと忘れがち）
冷蔵庫の野菜室をキャベツが暫く占拠したり。
夕飯は蕎麦にしようかなぁなんてぼんやり考えていたら、義父母がお昼に蕎麦を食べていたり。
（メニュー変更を余儀なくされる）
上記は困った事例だけど、たまたま作った夕飯のメニューが義父母が食べたかったものだったりするという嬉しい事例もある。（ご飯の話ばっかりだな）
十数年前までは義祖父母も同居していて、最多8人4世代同居な時期もあった。
こういう話をすると「大変だねぇ」ってちょっと憐れみ気味な目を向けられることが多いのだけれど
基本的に義父母は、私たち夫婦のことは夫婦で決めなさい的なスタンスだし、故に子どもたち（義父母からみて孫）のことに関しても、全く何も言わないわけじゃないけど、最終的には口を挟まない。
所謂嫁姑問題（？）もない。
義祖母は姑からかなりいじめられてた（本人談）経験があり、義母は小姑がモリモリ居る中で生活したという経験があり、2人とも「嫁には優しくしよう」と心に決めていたそうで。
ありがたいというか私は幸せだなぁと思った。
四半世紀も同居してたら、それはもういろいろあるわけで。
誰かが病気になったり、それこそ死別もしたし。
義祖父母は家で看取ったから、介護や看病なんかも家族総出だったし。
育児も良くも悪くも家族総出。
人手があるから助かる部分はかなりあった。
家族って不思議だなぁと思う。
少し前までは全くの他人だったり、なんなら存在すらしてなかった人たちが、かけがえのない存在となる。
私の場合は特に一緒に住んでいるから、義父母や義祖父母との繋がりも深く感じられる。
そんな不思議な繋がりが
繋がって繋がって
私が今ここにいるって考えると
なんだか尊い。
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