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気圧性歯痛

先週に引き続き今月医院の入口に掲示している案内板をご紹介します。

気圧性歯痛(きあつせいしつう)という言葉を聞いたことがありますでしょうか。飛行機に乗った時や台風が近づいてきた時など気圧の変化で生じる歯の痛みのことを言います。
なぜ歯が痛くなるかというと、上空の機内や山頂に上った時など気圧が低くなると菓子袋がパンパンに膨れているのを見たことがあるかと思います。気圧性歯痛の原理も同様です。
歯の内側には「歯髄腔(しずいくう)」という空洞があります。気圧が下がると内側の圧力が強まり神経や血管が圧迫されて痛みを引き起こします。
むし歯や治療中の歯は気圧性歯痛のリスクが高まります。旅行前には痛みが無くても、飛行機に乗って上空に上がったり、登山をして標高が上がったりすることで痛みが出てきてしまいます。旅行中に痛みが出て楽しい思い出が台無しにならないためにも旅行やレジャーに行く前に歯科でチェックを受けておくようにしましょう。

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