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花組『うたかたの恋』『ENCHANTEMENT』の思い出・3/12(昼)編(その1)

私が迷走している(ついでに体調不良も起こしてる)間に4月になってしまいました。
公演が終わる前に出すつもりだったのに…おかしいな?

さて今回は花組2回目の観劇の思い出話?です。
3/12の阪急交通社の貸切公演を観に行きました。
花粉症と謎の腹痛に襲われてましたが、それくらいじゃ止められない!だってこの日は10列目だから♪…上手側の端の方の席だけど。
でも「斜めだけど、舞台に割りと近い」と喜んでいられたのは束の間のこと。斜め前の席に座高の高いおっさんが座りやがった!(←あえて座高と書くところに悪意を感じる)
その瞬間「終わった」と思いました…。
観劇あるあるとはいえ、舞台の1/3くらい見えなくなるなんて。こんなに見えないのは『ファントム』(2006年花組)以来でしょうか?(この時は銀橋での名場面が全く見えなかった…未だに恨めしい)。
今回はラストシーンなんて全く見えず、すすり泣く声が聞こえる中、別の意味で泣けました…(T-T)

早々に全体を観るのを諦めて、ひたすら表情(もちろんれいちゃんの)を見ることに専念しようかと…。
でもこの辺りの席ってあまりオペラグラスを使ってないんですね?まあ周囲は気にせずオペラグラスでガン見しましたが(やりたいようにやるよ!←私いずみんの最近のモットーなので)。
その結果、この日なんか気になったポイントを挙げてみます(←まともな感想を書く気はないらしい)。順不同です。

まずは『うたかたの恋』について。
1回目(←実はこの時すでにうろ覚え)と比べると、なんだか陰鬱さが増しているような気が?
…空気が重い。
それにゼップスさんとの密会の場面で、ルドルフ殿下の咳がひどくなってませんか…?実は病気ですか?病状悪化してませんか?…もはやルドルフがというより、れいちゃんが大丈夫なのかと心配になるレベルなんですが(←それくらいリアル)。ショーではガンガンに踊ってたから大丈夫…なはず?

冒頭の舞踏会。ルドルフのステファニーと踊る時とマリーと踊る時の温度差よ…。
ステファニーの時は表情が無なのに、マリーの時は愛おしそうに見つめて楽しそうに踊ってるよ。やっぱりこの物語で一番とばっちりを受けてるのはステファニーですよね?(つい同情してしまう)。
でも回想後の舞踏会でマリーに対してツン!として去るところは、密かに格好良いなーって思ってます。
舞踏会という場で無様な姿を見せないところに皇太子妃の矜持を感じます(…でも殴っても良いと思う!)。

プラーター公園は、ジャンとミリーのいちゃいちゃを見ようとしたのに全く見えなくてがっかり。でも物思いに耽るルドルフ殿下も素敵…と思っていたら、上手袖近くでなにやら不穏な動きをしている人たちを発見!
ツェヴェッカ伯爵夫人とミッツィ嬢が怪しげな封筒をやり取りしているではないか!
ミッツィ嬢が伯爵夫人(スパイ)に、マリー母に密告するネタか、ルドルフ逮捕に繋がるネタでも報告しているのでしょうか?
…怖っ!
しかも殿下を売っておきながら(←勝手な推測)、ミッツィ嬢はルドルフに絡みにいってますよね?…それを観て「女は怖いわ…」と思ってしまいましたよ(←でもたぶんそういう感想を持つ場面じゃないヾ(゚д゚;))。

「将来があるのでしょうか、私たちに?」とマリーに現実を突き付けられた時のルドルフの表情といったら…!沈痛な面持ちに胸が詰まる。絶望しつつも、耐えながらマリーに笑顔を向ける姿が痛々しい。…そしてその表情を愛でる私(←鬼かな?)。
それにしても聞く度に、この一言の切れ味の鋭さに驚いてしまいます。
マリー只者じゃないな!ただ無邪気で可愛らしいだけじゃないぞ…と思わされます。

このお芝居で一番好きなポイントは、やっぱり酒場の場面のやさぐれルドルフ殿下なわけですが、堪能させていただきました。そりゃあもう…オペラグラスでじっくりと゚+.゚(*´∀`)b゚+.゚
鏡の自分を撃つ時の鋭すぎる視線、自分の首に銃を当てようとする時のちょっと歪められた口元なんかが…狂気じみてるし、色気もあるしで、ぞくりとしますね(←そういうの大好きです!)。
そして上手側の席から斜めに見ると、マリーに助けを求める時にちょうど正面になるのですね!…やっと良い席だと思えました。
乱れた前髪の隙間から覗く…上目遣い気味の縋る目つきが堪らない…。:+((*´艸`))+:。
今にも崩れ落ちそうだけど、かろうじて踏み留まっているような…脆さと危うさを感じてドキドキしてしまいました(←こういうのも大好きです!)。

私は人が苦悩する話が好きなのですが、その中でも…人が絶望する姿や悶え苦しむ様、狂気に墜ちていく様子なんかを見ているのが大好きらしい(←鬼だな!)。この場面のルドルフを観てそれを思い知らされました…(薄々気付いてたけど)。
れいちゃんの演技の繊細さに感心すると同時に魅了されてしまいました。ホント今更なんですが!今更すぎてごめんなさい…(*- -)(*_ _)ペコリ(←“ショースター柚香光”の方につい目が行ってしまうので…)。

私の趣味嗜好はともかく…
そんなルドルフを受け止められるマリーすげーなと思った。
ちょっと離れたところから見てる分には良いけど、正直…こんなやさぐれていろいろ拗らせてる人物に関わりたくないよ?
現実にこんな人いたら…ダッシュで逃げますよ?
やっぱり只者じゃないな、マリー!
(かくれんぼのとことかあんなに可愛いのに!)

…あれっ?なんだかおかしなところに話が着地してしまった!Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)

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