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まわりの人たちのために頑張っているあなたが辛くなった時に、読んで欲しい、過去そうだった私からのエール

こんにちは、いづみんです。

コーチングを提供していて、リーダーとして
「周囲の人たちの幸せのため頑張っている人」
「求められている役割を全うしようとしている人」
に強く惹かれます。

私自身、百貨店で27年間働きながら、
店舗運営や後輩の育成をしていて、
周りのために自分の役割を全うするのが
理想のリーダー像でした。

それは、
やりがいでもあり、使命だと思っていました。

だからね、多分、そういう方に
惹かれるんだと思います。

「自分の役割を全うする」
その思いは今でも変わらないのだけど、
時にちょっと辛いと感じていたのかも、と
今頃になって気づいてしまい。

過去の私にエールを送るつもりで、
経験も書きつつ、そこでがんばっている人に
エールを送りたい!と思って書いてみます。



理想のリーダー

会社を辞める3年前まで
デパートでマネージャーをしてました。

私が目指したリーダー像は

強くて明るくて、
なんでも笑い飛ばせて、
部下の話に耳を傾ける。

常に挑戦をする姿を見せる。

挑戦することを応援するし、
責任は取ると伝える。

部下を不安にさせないために、
相談はしても弱音は吐かない。

感情に振り回されない。

部下の意にそぐわないことがあれば
その理由まで添えて説明する。

褒める。

常に感謝する。

目指すは縁の下の力持ち。


いやーん、めっちゃ良いですね!

出来ていたかはともかく
そんなことを意識してました。

そんな理想を体現しようと
もがいていた日々でしたが、
おかげで私のチームは、
良くまとまっていました(多分)。

私の「挑戦する」という理想のために
無茶ぶりをすることも多かったけど
楽しんで仕事をしてくれていた(多分)
と思います。

感情的に誰かを𠮟りつける、ということもなく
相談や報告をしてくれる時には、
必ずお互いの目線を合わせて聞きました。

頑張ってたなあ、私。


そして孤独だった

一方で、
鬼軍曹のような上司に感情的に
怒鳴りつけられる、という事も多々あり、
情けなくて悲しくて逃げたいけど、
周囲を不安にさせたくないから
「大丈夫」な顔をしていました。

クレーム処理で、お客様から
理不尽なことを繰り返し言われ
ゼェゼェと疲弊しながら
「これが私の仕事だ」と割り切って
平気な顔をしていました。

同じ立場の人に愚痴を言うと
結局、上司や会社の悪口大会になって
一瞬スッキリするけど、
逆に嫌な事ばかりが目につくようになり、
モヤモヤするから
なるべく愚痴は言わない。

理想を追いかけて仕事をしているはずなのに
自分の心が追い付かず、疲れ果て
勝手に孤独に、一人ぼっちに
なって行きました。

仕事に向かう車中で
訳もなく泣いたりとか。
ランチも何を食べたい、とかではなく
ただ胃に流し込むだけ、とか。

はあ、今思うとつらかった。

家族にもなかなか言えないんだよねー、
弱さを見せたくないから。


理想はあっていい

じゃあ、理想の上司になろうと
思った私が悪いかというと、
そうじゃなくって。

「大丈夫」な顔をするのも
「平気」な顔するのも
たぶん、正解。
感情的にならなかったのも
たぶん、合ってる。


ただ、役割を脱いで
「大丈夫」ではない
「平気」ではない
感情的な自分に向き合う時間が
必要だった。

「情けなくて悲しくて逃げたい」とか
「ゼェゼェと疲弊する」ことを
認めてあげる余白が必要だった。

生身の人間なんだもの、
感情があるんだもの、
いつも「大丈夫」で「平気」なはず
ないですよね?

強いと弱いは表裏一体で
丸ごと自分だと受け止めると
心は整っていくのかもしれない。


支え続けるために

仕事文脈で書いたけど、
子育てでも、夫婦関係でも
その他の人間関係でも
同じことが言えると思っていて。

縁の下で支えることは
尊い事だし、喜びにつながると思うけど

誰かを支え続けるためには
自分がちゃんと立ってないといけない。

そのためにも
自分の事を表も裏も
理解して受け入れる必要があるよね。


ちなみに、退社して
コーチングやキャリコンの学びをし
自分を受け入れる大事さを知った私は
自分の「よわよわ」を少しずつ話せるように
なりました。
(ごめん、まだ全部はムリ!)

不思議なんだけど、話せるようになると
より信頼関係が強くなる。

あの会社でマネジメントをするチャンスは
もう私には無いけれど、
心を開いて「弱み」を言える私は
どんな上司になっていたんだろうと
考えるとちょっとワクワクします。

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