【短歌】すべてのゴールに光を祈る

息を上げひたすら前をめざす子どもら
すべてのゴールに光を祈る

先日、子どもの通う小学校でマラソン大会があって、みんな一生懸命走っていて。自分の子ももちろん大切なんだけど、一人残らずすべての子に幸せになってほしいと心底思った。


小さな手握り返した散歩道
あと何年つないでくれる?

子どもと一緒に歩くときにさりげなく手をつなぐと、下の子は嫌がらないんだけど、あと何年つないでくれるのかなと思うとちょっとさびしくなってしまうな。

雨音に囲まれ叩くキーボード
いつしか同じリズムを刻み

雨の日にひとり仕事していると雨音とキーボードを叩く音が溶け合っていく気がして。まあそんなサクサクと書ける原稿ばかりではないのだけど。


おとなりの庭木短く刈り込まれ
荒ぶ木枯らしに帽子もかぶれず

少し前に庭師さんが刈り込んでいたおとなりさんの庭木。葉も枝も、結構さっぱりとしちゃってたから、突然の冬の風にずいぶんと寒そうだった。


はたとひらめいて1分で詠めたものもあるし、うんうん唸って結局うまく詠めなかったなかったものもある。自分の気持ちを丹念に観察して、31字に託すのは難しくておもしろいね。ではでは!

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