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我が家で起こった子育ての役割シフト

おはようございます。子育て中のみなさんは、家庭内での役割分担をどうやって決めていますか?

うちの場合、当初の私の想定から大きく外れ、子供と性格が似ている主人が、大半を担ってくれています。これは、何も主人が大の子供好きというわけでもなく、向き不向きによる不可避の結末でした。

私は通訳スクールの講師という職業上、子供も含めて、教えることは天職とは言わないまでも、比較的得意だと思い込んでいました。通訳学校に通っている時には、同僚や生徒同士で集まって勉強会を開いたりしましたが、そんな時も「XXさんは通訳スクールの講師、向いているかもね?」と言われていました。そして、その予言通り、スクールの講師になり、まもなく子供が生まれました。

私は英語は早期にやる必要は感じていませんが、国語力は思考力にも通ずるため、子供にはできるだけ身に着けてほしいと思っています。そこで息子が保育園児の時は、限られた時間で読み聞かせやしりとりをしたり、子供との対話を重視してきました。子供が10歳になった今も、それは変わりません。今は毎週一回届く子供新聞から時間がある時に一つ記事を選んでもらい、音読するように促しています。

親も忙しい都心に住む子供は、大抵習い事に忙しいものです。その例に倣い、子供にも、ヤマハ、空手→プール&ボクシング、こどもチャレンジ→公文→個人塾など、一人っ子ということもあって、本人が嫌がらなければとにかくやってみよう!をモットーに、色々と試してきました。都心の一人っ子の育てられ方としては、平均的な道のりかと思います。

私は昔から勉強好きで、進研ゼミの自宅学習に情熱を注ぎ、小4の時に部活で始めたトランペットも放課後は基礎練習や曲の練習に明け暮れていました。何しろ昭和なので、スローガンは「全力投球」。一所懸命が美徳とされる時代にどっぷりとつかって「何事も根性でやり切る」が、私を形成していきました。また、地方の公立育ちで、受験勉強は普通に集団塾通い、部活以外は、特にお金のかからない育ち方をしたかと思います。ドラえもんで好きだった道具は、苦労みそ。「苦労は買ってでもしろ」です。大学では返済型の奨学金で派遣留学を1年し、就職後に親に借金を返済しました。

一方、主人は私より3歳下で、良く言えばクールで温厚なタイプ。東京のどまんなかで育ったシティボーイで、小学生の時には生徒会長をやったと聞くと立派と思われるかもしれませんが、適当にやりすぎて、ある日先生に「無責任○○」(←今なら虐待?( ´艸`))と黒板に書かれたり、小学校でやっていた野球も特に熱心に練習をすることもなく、ベンチを温めていたそうです。母親にさぼっているのがばれて、塾も辞めさせられ、その時の実力で入れる中高私立一貫校に入学しました。

その後始めた剣道も、先輩が厳しいという理由で辞め、唯一好きだった英語を極めるため、大学は親の蓄えでアメリカに5年ほど留学し、そこで得た英語力と理系頭に助けられ、紆余曲折を経て、今は多分、満足な仕事生活を送っています。

子供時代から、私達は反対のカテゴリーに属し、私の子供はバックグラウンド的にも性格的にもたぶん主人よりです。ヤマハ、公文、塾と、自宅での練習や宿題の壁にぶつかるたびに、すぐに弱音を吐きメソメソする子供のふがいなさを目の当たりにするにつけ、「もうやめちゃいなさい💢」と投資引揚げ宣言を行い、そのたびに主人が救済に入る構図となり😅とうとうすべての習い事、塾が主人管轄となりました・・・(ちーん、、、笑)そもそも、会社でいろんなチームのマネージメントを長年やってきた主人は、人を優しく育てることに向いており、線が細い子供の場合、猶更相性が良いのです。

私が都心の母の義務のように感じていた「お受験」も、選択肢から消え、「公立に通い、高校受験で苦労せよ」という結論に至りました。かなり母親としてダメっぷりを暴露しましたが😅今は、どうなのでしょう?

子供は、自ら友人から誘われた野球チームに喜んで入り、水を得た魚のように、週末は練習に没頭しているようです。付き添いをしていた主人は、チームのコーチ(練習相手)として野球のグランドに返り咲きました😂

そして、昔は私が夏休みや冬休みの前に作るよう指示していた予定表を、子供が自らリビングに掲示し始めました。そのテーマは勉強でなく、野球練習に偏ってはいますが、まあ前進でしょうか🚶

また、子供に手をかけなくなった結果、私の酒量と血圧が下がりました😆
自由になる時間も、貯蓄も増えました。その分、今、子育ての負担はすべて主人に集中しています💦

それでは申し訳ないので、私は自分の得意を生かして、毎日の掃除と料理に力を入れ、食費をケチらず美味しいものを食卓に出すことにしました。今、家族はそこそこハッピーそうです。たぶん・・・🤭(完)

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