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非言語コミュニケーションで「おいしい!」が繋がるコーヒースタンドって?

面白いプロジェクトが始まっています。

場所は大阪のビジネス街、中之島。2021年1月中旬オープン予定のお店の名は、QoFFEE。仕掛け人はRIO COFFEEの八木俊匡です。

専用アプリで簡単に注文、店頭でスムーズに受け渡し。
コロナ禍でも出勤しなくてはならないオフィスワーカーにはとっても需要がありそう。でも、それだけではないんです!
私が感じたこのプロジェクトの大きな2つのポイントをご紹介します。

1.自分のコーヒーの好みがわかる

コーヒーって種類が多すぎてどれを飲んだらいいかわからない、とか、このコーヒー美味しいなと思っても次の時にはそれがなんのコーヒーだったか忘れてる、ってことよくありませんか?
私の身の回りでも、家族や友人から似たような話を聞きました。

そんな悩みを解決してくれるのがQoFFEEです。
専用アプリではその日の気分などに合わせて、最適なコーヒーをおすすめしてくれます。
そして、自分が飲んだコーヒーが美味しかったのかアプリに記録することで、あの日のコーヒーがまた飲みたいという時、どのコーヒーだったか確認することができるのです。これなら、自分の好みのコーヒーを忘れることはないですよね。

さらに、自分の注文したコーヒーはどこの誰が作ったどんなコーヒーなのかもチェックできます。自分の手の中にあるコーヒーが、そこに至るまでのストーリーが想像でき、さらに美味しく感じれるはず!


2. 毎日の一杯がスペシャルティコーヒーになったら...

実は一般で流通しているコーヒーの多くは品質や味の良し悪しとは関係なく値段がつけられています。
しかし、QoFFEEで取り扱われるコーヒー豆は’’美味しい’’を基準に、一般流通よりも2倍以上高く買い付けられたコーヒーなのです。美味しいコーヒーを生産した対価は金銭としてきちんと生産者さんへ支払われます。

ただ美味しいから選んだ一杯のコーヒーが、生産者さんの助けにも繋がるのです。
手の中の一杯のコーヒーからぐっと世界が近くに感じられませんか?

最終的に、美味しいかを決めるのはお客様です。その美味しいという声は、ちゃんと届きます!店頭だけでは取りこぼしてしまう声も、アプリを使ってフィードバックされます。
これまで消費されてきたコーヒーが’’循環’’へと変わっていく、そんな未来はワクワクしますね!


アプリを通したコミュニケーションは冷淡?

先日焙煎所で、先輩バリスタとお客様の次のような会話に出くわしました。
「コーヒー豆を買いに来たんだけど、この間私が美味しいって言っていた豆はどれだっけ?」
「こちらだったと思います。」
「じゃあ今日もそれにするわ!」
こんな風にお客様の好みを把握してるバリスタさんってとっても素敵ですよね。
そしてバリスタとの何気ない会話を楽しんでコーヒー屋さんに通っておられる方も多いかと思います。きっとこれからも、ローカルで温かみのあるコミュニケーションは続いていくのだと思います。

一方で、この新しいプロジェクトは、アプリを通した非接触型コミュニケーション。一見冷淡な感じもしますが、これまでにはなかったお客様の選択肢が増えるということです。
例えば、スピードを求めて缶コーヒーで済ませていた休憩時間が、同様にスピーディでなおかつもっと美味しいコーヒーを楽しむスペシャルな時間に変わるかもしれません。

これまでコーヒー屋さんに行くことがなかった層にもスペシャルティコーヒーが浸透するかもしれない、そんなポテンシャルを秘めたこのプロジェクトの今後がとっても楽しみです。

何気なく口にするコーヒーがスペシャルティコーヒーになって、美味しいコーヒーが循環しますように。


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RIO COFFEEの新店舗が2021年1月大阪中之島にオープンします。
12月30日までクラウドファンディング実施中。是非チェックして見てください!


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