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バッグに忍ばせるマイナスドライバー。

なぜか、ついつい、バッグに入れてしまう「念のため」なモノ。
今どきスマホひとつでお財布すら持ち歩かなくなっている人も増えているというのに、どうしてだろうか、習慣で持ち歩いてしまいます。

極度の肩こりなので荷物は極限まで減らしたいというのが本音。
なのに、ついつい。本当についつい持ち歩いてしまうんだなぁ、「My」白手袋、定規、カッター、マスキングテープ、それからドライバー。

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オンオフ関係なく、いつでも「ついつい」持ち歩いてしまう。写真や作品を扱うお仕事をしているので、白手袋を常に持っているのはなんとなくわかるけれど、ドライバーまで持ち歩くことはないよね。と思いながら。

このコたちはお仕事のイベント準備や額装作業に本領を発揮する道具たち。もちろんこれだけで作業をするわけではないけれど、サイズを測ったり、ちょっと何かを切ったりするのにあると何かと便利なのでついカバンに忍ばせて荷物が重くなってしまう。今日はいらないだろうと置いてくると、そういう時に限って、やっぱりあったらよかったなぁと思ってしまう。
くやしい。

ちなみに1本だけ持ち歩くドライバーはマイナス。理由は汎用性があるのはもちろんのこと、私が額装する作品は圧倒的にニールセンのフレームが多いから。
ニールセンはアメリカ最大のモールディングメーカーが作る額縁用フレーム。
写真関係の方はニールセンのフレームをこよなく愛している人が多くて、このメーカー指定で額装のご依頼をいただくこともしばしば。Nine Gallery でもレンタルフレームとして取り揃えているがとっても評判がいい。

一見すると違いがわからないフレームも、比べてみればそのフォルムの格好よさ、スタイリッシュさにみんな惚れぼれ。一般的には定型サイズで販売しているけれど、部材を仕入れている日本の企業が加工をしているので1mm単位のオーダーも問題なし。アート作品は規格があって無いようなものだから、額縁はカスタムオーダーが当たり前の世界なのだけれど、これ、意外と知らない人も多いみたいです。

そしてカッターは「OLFA」一択。もうかれこれ20年くらい、ずっとこれ。使いやすすぎて絶賛愛用中。これからカッターを買おうと思っている人、特に女性には絶対おすすめしたい。細いボディは持ちやすくて変な力を入れずに滑らかに使うことができるんです。男の人にはちょっと細すぎるかも?ですが。

定規は無駄に2本持ち。無印良品の折りたたみ30センチ定規とストッパー付きのシンワの定規。1本あればいいと思うけれど、どちらも捨てがたく、用途によって使い分けたくて結局は2本持ちで落ち着いている。

展示準備や額装作業時以外には全く持ち歩く必要のない、この道具たち。特に今は政府が出した緊急事態宣言を受けてギャラリーは臨時休業中。オンライン販売の作品などの準備はあるけれど、そもそもギャラリーや事務所に行けば共用の道具があるのでマイドライバーなど持ち歩く必要はない。それでも、早く展示会が開催され、本領を発揮できるといいな、そう願って今日も私はバッグの中に愛すべき「ついつい」な道具を忍ばせている。

今は不眠不休で対応に当たられている医療従事者や政府関係者に感謝して、自分にできることを間違わないように過ごす日々。

1日も早くこの事態が収束しますように。

Nine Gallery の展示再開は政府の方針に従いつつ、今のところ6〜7月頃の予定で目下準備中です。ギャラリーは換気がしやすい1Fの立地なので、今後展示を予定して会場を探している方にもオススメです。他のギャラリーでの会期が延期ではなく「中止」になってしまって作品発表の場所を探している方のご相談も承ります。
公式情報はギャラリーHPから、
https://ninegallery.com/news
日々の情報はfacebookから確認できます。
https://www.facebook.com/ninegalleryjapan

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