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図書整理カードに書き込むこと

 以前私は、本を買ったら図書整理カードを書くのだという記事を書いた。今回は、どのように図書整理カードを書いているのかというところに焦点を当てたい。

 以前記事で書いた通り、私は図書整理のために情報カードを使用している。使っているのは『図書整理』で、このカードの各項目に奥付の内容を書き込んでいくわけだ。

情報カード『図書整理』は必要な情報が見やすくレイアウトされている。

 書店で購入するような一般的な書籍に関して言えば、このカードの紙面は大体埋まる。どの書店で購入したか、購入時の金額がいくらだったかはレシートがないとわからないため埋まらない事もあるが、それ以外のところは大体埋まる。

 同人誌についても、奥付を参照して図書整理カードを作成している。題名と著者はそのまま、発行者と出版社はサークル代表とサークル名がそれに相当するものと解釈して記入している。同人誌はほとんどの場合イベントにて頒布されることになるので、書店名にはその同人誌を入手したイベント名を記入している。金額については意図的に書き入れていない。いちいち覚えていないからだ。

 問題は情報量である。以前『奥付に思うこと』で書いたとおり、同人誌の奥付はあっさりしている事が往々にしてある。そのため図書整理カードを作成しようとしても、情報量がイマイチなカードができてしまうのだ。

拙作の情報カード。書き込む情報が少ないとこうなってしまう。

 上の画像は情報量がイマイチなカードの実例である。『葛城書房』はサークル名なので本来ならば出版社の項目に記入されるが、このカードでは発行者に誤って記入されている。とまあ、誤っている部分もあるが、同人誌だと奥付にこれくらいしか情報が無い場合もあると言うことだ。

 軽く調べたところ、大体の印刷所では奥付として以下の事項を記載するよう案内している。

  • タイトル

  • 著者

  • 発行者(サークル名の場合もある)

  • 発行日

  • 連絡先

  • 印刷会社

 私がいままでに作成してきた同人誌の図書整理カードを改めて確認してみたところ、上記の項目のうち、著者と発行者が未記載であることが多いようだ。どちらもわからない場合もままある。それどころか、サークル名すらわからないものすらある。こうなるとお手上げである。私は蔵書整理はタイトルを基準にすることにしているが、それはこうした事情もある。わからないので参照のしようがないのだ。

 さて、最後の方はなんだか愚痴っぽくなってしまったが、私は奥付を参照して図書整理カードを作成している。『図書整理』カードが廃番になってしまっていたので最近は罫線入りの物で代用することもあるが、書き込む内容は変わらない。何に書くのかはフォーマットさえそろっていればなんでも良く、むしろ重要なのは奥付である。

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