ニューヨーク・ベッドフォード暮らし「アパート崩壊」

私の初めての訴訟体験。

これは私の１４年間の
ニューヨーク生活で起きた
危機体験のほんの1コマに過ぎない。

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ニューヨークに来て
初めの１年間は
アパートを転々とした私。

「自分の心地よい家」を見つけたのは
2002年の12月。

マンハッタンから１駅の、
ブルックリン・ベッドフォード
North 7th Street。

駅の目の前にある、
戦前に建てられた古い２ベッドルームを
格安で契約した。

入居前は
とても住める状態ではなかった。

それが格安の理由だったのかもしれない。

私が長年過ごしたこのアパートは
ブルックリンのベッドフォード
という地区。

１０数年前までは
かなり危険なエリアだったベドフォードは
今では若者がこぞって集まる
人気地区となっている。

今では
２ベッドルーム＄3000/月の相場の物件が
当時はこのエリアにして
＄1250/月で借りれたのだから
相当ラッキーだったと思う。

このベッドフォードのアパートで
私は更なる恐怖体験、
珍体験、感動体験をすることになる。

私にとって第二の故郷は
ニューヨークというよりも
ベッドフォードと言った方が
正しいかもしれない。