人生を変えた1冊《東京タワー》
東京タワーと聞くと、リリーフランキーさんの東京タワー~オカンとボクと、時々、オトン~を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
映像化された時期も近いですし、当時はよくそっちだと聞かれたものでした。
私が紹介したいのは江國香織さんの東京タワー
小学生だった当時、嵐の松本潤くんが好きで映画に行くのは何処か気恥ずかしくて小説を手に取りました。
恋とはするものではなくおちるものだ
この見出しに惹かれたというのもありますが。
主婦と大学生の不倫カップル2組の話だとざっくり認識してはいましたが、読んでいくうちに純愛なんだと思いました。
恋を《する》のであれば、わざわざ相手が既婚者を選ぶ必要なんてない。
そんなリスクのある恋をする必要はないし、安全にフリーな相手を探せばいい。
でも、恋に《おちる》からこそ相手の立場は選べない。
気がついた時にはもう心が身体が求めている。
一緒にいない時も相手の事が浮かぶ、そんな恋がいつかは出来るのかと思っていた当時の私。
むしろ今は一途におちて、おちすぎて(まるで主人公の透のように)辛いくらいだと教えてあげたい。(もちろん不倫ではない)
でも本当に恋はおちるものだと思う。
まぁ、私が直感で行動するタイプっていうのも大きく関係しているとは思いますが(笑)
東京タワーで江國香織さんの文章や表現が好きになって以降、私の恋愛観のバイブルは江國香織さんの本になりました。
よくよく考えたら映画結局みてないな…
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