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今週の活動報告#19

①「帰ろう。帰ればまた来られるから」

今週は3連休。天気も良さげなので、泊まりの用意を持ってバイクで出かけることにしました。
ところが、お昼過ぎに休憩をしようとした道の駅でバイクを転倒させてしまいました。Uターンしようとしたときに一瞬、気が緩んだときにバランスを崩してガシャンといきました。幸いエンジンなど重要な部分に損害はありませんでしたが、右のミラーが真っ二つに割れてしまい…そのままレッカーを頼み、私は電車で帰ってきてしまいました。バイク日和の連休が、100kmも走らぬうちに終わってしまったのです…。

帰りの電車の中でふと思い出したのが、冒頭のことばです。
日本海軍の木村昌福提督が、「キスカ島撤退作戦」のとき、強硬突入を主張する部下を諫めるときに使ったことばと言われています。実際にこの時は一時撤退をし、最終的に犠牲者無しにこの作戦を終えたことから”奇蹟の作戦”と呼ばれているとか。
こんなことをスマホでポチポチ調べながら、高松に戻ってきたのでした。

ミラーを折ったことは2度目です。スーパーカブでお遍路をしていた時に、これまたバイクを倒してミラーを折ったことがありました。
この時は最寄りのホームセンターに駆け込んで、原付のミラーを仕入れて旅を続行しています。
今回もやろうと思えば、ホームセンターで接着剤を手に入れて、修理をして移動を続けることもできたかもしれません。
ただ、今回は中止しました。中型バイクなのでホームセンターにミラーは置いていないこと。レッカーサービス付帯の保険に入っていること。そういえば寝不足気味で、このまま続行しても転倒なり事故なりを起こす可能性があるということ。宿の予約もしていなかったので、今週ダメでも、来週行けばいいということ。

最後がいちばんの決め手です。
来週でもいいのであれば、今週無理をする必要はどこにもありません。
バイク屋さんによると、来週中には部品を取り寄せて修理ができる!とのことでした。また来週、出直してみようと思います。

②現実逃避の方法を持つということ

わたしの現実逃避の手段のひとつに、「焚き火をする」があります。

バイクを倒したので、3連休の2日間がヒマになってしまいました。
愛車その2・スーパーカブを出して出かけようにも、現在オイル漏れで修理中のため遠出はできません。しかし、ちょっと違う所には出かけたい。そもそも遠出する予定がパーになっているのに加えて、バイクを倒してしまったショックもあり、部品代と修理代という意味でのお財布へのショックもあり、家に引きこもっていては頭がどうにかなりそうでした。

というわけで、3台めの愛車である自転車にまたがって出かけることにしました。焚火台とちょっとした調理器具をリュックに詰めて、ホームセンターで薪を仕入れて、向かうは高松港。そこから船で20分ほどの距離に浮かぶ”女木島”を、今回の目的地としました。
女木島の港から自転車で10分ほどのところに、無料で使えるキャンプ場があります。キャンプ場からの眺めは良くはありませんが、人目を忍んで焚火をするには非常によい空間です。


焚き火はとにかく作業が多い。火を着けるだけでも、火種になるものを探し、薪を細く割らなければならないし、料理をするにはそれに見合った火力に調整しなければならない。普段はガスコンロ1発で済む作業ですが、いろいろと考えながら火をつけるだけでも、前日あったイヤなことを考えずに済むのです。

これが、私の現実逃避のひとつ「焚き火」です。
ごはんを炊くのに失敗して焼きオニギリ状態の米をほおばり、炎に突っ込んで焼いた鶏もも肉に食らいつき、料理が終われば持ち込んだウクレレを弾きつつ歌を歌って、積読の1冊を半分くらい消化する。

最初に想定していた週末とは随分異なってしまいましたが、これはこれで”良い週末だった!”といえる時間を過ごせたのだと思います。
イヤなこと、悲しいことがあった時こそ、日常を飛び出して違う世界に現を抜かす手段をいくつも持っておくことが、なにかと自分の支えになるのかもしれません。


女木島は洞窟が有名だそうです。今回は立ち寄らずに延々と焚き火をしていましたが、スーパーカブを修理したらふらっと立ち寄ろうと思います。



今週の活動報告は以上です。


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