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ママは先生にならないで

私、44歳女性。
職業:塾講師

息子たち(中2、高2)はそこに通塾。
塾では私のことを「先生」と呼ぶ。

慣れてしまった私たちはなんとも思わないけど、先日その事実を知らなかった他の生徒に、
「え!お母さんが塾の先生ってこと?!げ、、それすごいやだ!」って言われた…笑

そりゃあそうだよね。笑
だから、ママは先生にならないでっていう話。

私も家で息子たちに勉強を教えることも、もちろんある。
正直言うと、次男はほぼ毎週、宿題をフォローしている。

でも、それを嫌がっているかというと、別にそうでもなさそう。
むしろ「わかんないから、一緒にやってー」と言ってくる。
私が思春期に父から教わるのを嫌悪していたのを思うと、私と息子たちは、まぁまぁいい親子関係なのかなとも思ったりする。


家で勉強をみるときに、私が気をつけているのは「頑張りすぎないこと」。
みんなたぶん一生懸命になりすぎちゃうんじゃないかな。
親の方が。

そうするとね。
見張られている感、やらされている感が強くなって、「うざっ」ってなるんだと思う。
中学生なんて特に。

教えようと思わなくていいの。
教えようと思った瞬間に、上下関係ができて、子供の反発を招くから。

一緒に、考えてあげよう。
一緒に、覚えてあげよう。
一緒に、複雑な計算を面倒くさがろう。

私は理科が苦手で嫌い。
だから理科を聞いてきたら、「うっっ」って思う。
けど、一緒にテキスト読んだり、動画を見たりしながら、「こういうこと?」って二人で確認する。
絵が得意な次男は、まだわからない頭の固い44歳の私に、絵で説明してくれる。
やさしい。。笑

でも、母親としては、これくらいでいい。
ううん、これくらいがいい。

逆に「理科、私には聞かないで!」って言うのは、とてももったいないな。
だって、わからないからこそ「一緒に」ができるから。

でも、小学生の内容は、さすがにそうはいかないよね。
「足し算ママもわかんないから、なんでこうなるか一緒に考えよう」
って逆に苦痛…というか、白々しいにも程がある。笑
そういう時は、ゲームにしてあげよう。
国語は、ドラマ仕立てにして読んだり。

大事なのは、苦しくないこと。
家はリラックスして過ごす場所だから。

もし、おうちで勉強を見るなら、ぜひユーモアを大切にしてほしい。

ママは、先生にならないで。
力、抜いてね。

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