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本当に価値ある仕事ってなんだろう。無駄なモノが溢れる社会で考える。

2017.08

僕は大学を卒業したら、本当に価値のある仕事に就いて、本当に価値のあるものを生産・提供したい。それは一体何なのかを考えるうえで、「こだわり」がキーワードとなるのではないだろうか。

【不必要なモノが溢れる社会】

これからの時代は、何が価値のあるものなのかを改めて考える必要がある。なぜなら、現在まで続いてきた経済・競争至上主義に限界を感じるからだ。

モノで溢れる時代に大量生産をし続ける。すでに裕福なのにお金を稼ぎ続ける。その結果、今の社会には必要以上のものが存在している

フードロスが問題になっている。世界では生産されている食料の3分の1が廃棄されています。驚くべきことに、一度も食べられることなく捨てられる食料をつくるために140億haの土地が、そして琵琶湖の9倍の量の淡水が使われている計算だそうだ。

【参照: フードロス・チャレンジ・プロジェクト - FOODLOSS CHALLENGE PROJECT】

捨てられてしまうものをつくることに、価値はあるのだろうか。フードロスは分配の問題も絡むから一概には言えないけれど、生産者ならば捨てられないものをつくりたいと思うのは当然だといえる。

【価値のあるモノの見分け方】

農業の世界でいえば、有機農産物などが挙げられる。有機農業は美化されすぎている気もするけれど、有機・無農薬野菜が認められるようになった理由こそ、これからの時代に求められる価値を考える絶好の材料となる。

結論をいうと、こだわりをもつこと自体が価値のあるものとして認められるようになってきた。これは機械化や効率性を重視して成長してきた資本主義経済社会への反動かもしれない。

安価なものを大量に生産すれば、その分捨てられる量も増える。だからそうではなくて、高価でも手間暇をかけて作られたこだわりのあるモノが求められているのではないだろうか。

一次産業の世界で働く決意は、僕のなかで確固たるものになってきた。だからこれからは農業を通して本当に価値のあるモノをつくる方法を考えていく。これからの時代に即した生産者のカタチを模索しなければならない。


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