興味の幅を広げるために心掛けること。
2018.4月 22歳
最近自覚した自分の特技。それはなんにでも興味をもつことができること。
いまやっていることに興味がわかないときの時間の退屈さといったら、筆舌に尽くしがたいものがある。だからこそ僕は、やりたいことをやるという人生観で生きている。
しかしその前の段階で、やりたいと思えることを増やすことも大事だ。
物事の捉え方を変えれば、たくさんのことに興味をもつことができる。なぜなら「おもしろいもの」があるわけではなくて、モノをみた人間が「おもしろい」と感じるからだ。
それではどうすればプラスの感じ方ができるようになるのだろうか。
【物事の関係性を見抜く】
この世界にあるものすべて、なんらかのカタチで外部と繋がっている。その関係を捉えることができるかどうかが、興味の幅を広げる鍵となる。
たとえば魚が好きな少年がいる。彼は魚を釣りに海へ行き、泳いで遊ぶおもしろさに気づくかもしれない。釣った魚をおいしく食べるために料理にハマるかもしれなし、食卓が豊かになって食べることへの興味も増えていく。
【いかに自分と繋げるか】
この関係性には終わりがない。ひたすらにこの連想ゲームを続けていくと、自分と関係のないものはないということがわかってくる。
誰でも自分のみえている範囲のなかでしか生きていくことができない。それ以上のことには考えが及ばない。
自分と無関係だと思うものに対しては無関心。道端にはえる雑草に、どれくらいの人が興味がもてるだろう。しかしその雑草が自分の吐いた息を吸収して酸素に変換してくれていると思うと、その存在が急に近く感じてくる。
でも、たとえば初めて会った人が自分の家族と友達だったとき。その人への関心が強くなるのと理屈は同じだ。
自分や自分の好きなモノといかに関連づけることができるか。このことを意識して周りにあるモノを眺めてみると世界が変わってみえてくる。
【衣食住は万人の関心事】
僕は漁師をしているけれど、もともとは法学部だった。畑違いもいいいところだけど、きっかけは自分の食べているものがどうやって作られているかに興味をもったことだった。
ご飯は食べるということは、生きることの根本である。食卓の上にある料理の背景に目を凝らしてみれば、誰だって興味をもつことができること。
いま自分の目に映っているものの先を想像してみる。そうするといろいろなことを知りたいと思うようになる。
【いまの環境に興味がない場合】
食べ物がどう作られているかに興味をもったから漁師になった。興味関心があった上で選択するという順序。しかし逆に考えることも大切である。
つまり今自分がしていること、たとえば住み家、仕事、パートナーなどを見つめ直して、なぜ今の状況になったのかを改めて考え直す。すると新しい意味合いが生じることがある。
この思考回路でさきほどご紹介した僕の事例を考える。なぜ僕は法学部を卒業して漁師になったのだろう。
たとえば魚を誰もが自由に獲ることができてしまえば、乱獲であっという間に魚はいなくなる。そうならないために、漁業権という権利が生まれた。
社会にある権利義務関係を定めているのは法律である。それならば、法学部と漁師という遠い存在同士も結びつくことができる。
いま自分のいる環境に興味がもてないときは、この考え方を試してみる。
【興味をもつために大切なこと】
興味が湧かないのは、そのことと自分を関連づけることがまだできていないだけだ。自分とまったく関係のないものなんてない。今の時点で興味があろうがなかろうが、とりあえずやる。
とにかくやってみて、興味があるかどうか(関連性)をその後考えればいい。
やってみる。
そして、考える。
そしてまた、やってみる。
世界はオモシロイことばかりだ。
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