絶対やってはいけない経営ポイント7選
経営者として、成功するためにはどうすればいいのでしょうか?多くの本や記事が、経営のノウハウやコツを教えてくれますが、逆にやってはいけないこともあります。ここでは、経営者が陥りがちな7つの失敗ポイントを紹介します。これらのポイントを避けることで、経営の質を高めることができます。
1.数字についての知識不足
経営者は、会社の財務状況や業績を把握するために、数字についての知識が必要です。数字に弱いと、利益や損失の原因を見誤ったり、不正やリスクに気づかなかったりする可能性があります。また、数字に基づいて戦略や判断を行わないと、感情や思い込みに左右されてしまいます。数字についての知識を身につけるためには、会計や財務の基礎を学んだり、専門家に相談したりすることが大切です。
2.無駄な節税
節税は、経営者にとって魅力的な言葉ですが、節税のために無駄な支出をしたり、事業に関係ないことにお金を使ったりするのは間違いです。節税はあくまで手段であり、目的ではありません。節税の効果が事業の成長や利益に見合わない場合は、節税をする必要はありません。節税をするときは、事業の目標や計画に沿って行うことが重要です。
3.売上至上主義
売上は、事業の成否を測る重要な指標ですが、売上だけを追求するのは危険です。売上だけが高くても、利益が低かったり、顧客満足度が低かったりすると、長期的な経営に支障が出ます。また、売上だけを目標にすると、社員やパートナーのモチベーションや信頼を失ったり、品質やサービスの低下を招いたりする可能性があります。売上はあくまで結果であり、原因ではありません。売上を上げるためには、利益や顧客満足度などの他の指標も考慮することが必要です。
4.儲かった時の節税
事業が好調で利益が出た時は、節税を考えることもありますが、その時に節税をしすぎると後悔することもあります。節税のために利益を減らすということは、事業の成長や投資の機会を失うということです。また、節税の方法によっては、将来的な税負担やリスクを増やすこともあります。儲かった時の節税は慎重に行う必要があります。節税よりも事業の発展や安定性を優先することが賢明です。
5.融資の無駄遣い
事業を拡大するために、銀行や金融機関から融資を受けることもありますが、そのお金を無駄遣いするのは絶対に避けるべきです。融資は借金であり、返済や利息の負担があります。融資を受けたら、そのお金を事業に関係することに有効に使うことが大切です。融資の目的や計画を明確にし、返済能力やリターンを見積もることが必要です。融資を受けることは悪いことではありませんが、融資の管理は厳しく行うことが求められます。
6.成り行き経営
経営者は、事業の方向性や目標を設定し、それに沿って計画や戦略を立てることが重要です。しかし、中には、成り行き任せに経営をしてしまう人もいます。成り行き経営とは、市場や競合の動向に流されたり、偶然のチャンスに飛びついたりすることです。成り行き経営は、短期的な利益や成功を得ることもあるかもしれませんが、長期的な視点や一貫性が欠けています。成り行き経営では、事業の成長や競争力を維持することは難しいでしょう。経営者は、自分のビジョンやミッションを持ち、それに基づいて経営をすることが大切です。
7.節税保険
節税保険とは、生命保険や医療保険などの保険料を支払うことで、所得税や法人税などの税金を節約できる仕組みです。節税保険は、節税だけでなく、リスクの回避や資産形成などのメリットもありますが、デメリットもあります。節税保険は、保険料が高かったり、解約時に手数料がかかったりすることが多いです。また、節税保険は、自分や家族のニーズに合わない場合もあります。節税保険を選ぶときは、節税だけでなく、保障内容や費用対効果なども考慮することが必要です。