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決めることが苦手な人のための可能思考講座


決めることと可能思考についてお話ししたいのです。私は、決めることが人生において重要なスキルだと思います。しかし、決めることが苦手な人も多いのも事実です。

決めることが苦手な理由の一つは、不可能だと思ってしまうことです。

例えば、試験で高得点を取りたいと思っても、今の自分の実力では無理だと諦めてしまう場合です。このように、現状から未来を予測して、目標を下げたり断念したりする思考法を「フォアキャスティング」と呼びます。

しかし、フォアキャスティングでは、現実的な目標しか立てられず、高い目標を「実現不可能だ」と決めつけてしまいがちになります。


そこで、不可能を可能にする思考法があります。それが「バックキャスティング」というものです。

バックキャスティングとは、未来に立って現在を見る考え方です。まずは、実現可能そうか不可能そうかとは関係なく、「絶対に実現したい・しなければいけない未来」を決めます。


それが実現した未来に立って、現在までさかのぼり、今何をすべきなのか考えます。
例えば、試験で高得点を取りたい場合は、「次の試験で80点以上を取る」という未来を設定します。

そして、そのために必要な勉強法や教材を探したり、苦手分野を克服したりする方法を考えます。


バックキャスティングの特徴は、リスクが高く挑戦的だということです。 この思考のもとで立てる目標は、どうしても非現実的なものになりますが、それだからこそ自分を刺激しやすくなります。

そして、一度決めた目標に向かって努力することで、自信や成果が生まれやすくなります。
バックキャスティングは、環境問題や社会問題などにも活用されています。 例えば、「持続可能な開発目標(SDGs)」は、「2030年までに世界中の人が達成すべきゴール」を示したもので、目標から逆算して、これまでにない方法でその目標を達成しようというバックキャスティングの思想が色濃く打ち出されたものです。


私は、バックキャスティングは可能思考の一つの形だと思います。不可能だと思っていたことでも、未来から逆算することで可能性が見えてくるかもしれません。
あなたはどう思いますか?😊


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