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【度々紀行】関東を巡る(3・完)-千葉

ワットパクナム日本別院

自分は寺社仏閣をめぐるのが好きです。それは国内のものに限らず、あまねく”好き”なので、このタイ寺院にもいつか行こうと思っていたのです。

日本には、外国の宗教施設も何気にけっこうありまして、これまでも機会があると拝観してきました。異文化を肌で感じるのは面白いですから。
でもそれだけではなく、新型コロナ禍以来、海外旅行に行くチャンスがなかなかつくれずにいたせいで、少しでも旅情気分を感じたい欲求が募ってしかたがない。つまりはそういうことです。

タイに行った時のことを思い出しながら寺院施設を見てまわります。

一番中心となる本堂はまさにタイの寺院。タイに旅に行った雰囲気を体感できます。タイだけに…

というダジャレはいいとして、やはり異国の文化を直接感じ取ることができるのは面白いですね。まあ現地の、といっても自分はバンコクにちょっと旅行に行った程度のことしか知らないので、深いところまでの比較はできませんけれど。

本堂のつくりはタイ寺院そのものですが、サイズ的にはコンパクトなのかなとも思いました。

あと興味深かったのは、本堂四方の出入り口が普通のアルミサッシのドアでつくられていたことです。
何でもかんでも現地どおりにするのではなく、その場に応じ応用をきかせてつくっているのかなあと思いました。もっとも現地タイでも同じようにつくっているのかもしれませんが。うーん、やはりタイに行ってガンガンお寺めぐりをしたいなあ。

偶然時間が合ったのか、お経を読むのに誘われました。急ぐ旅でもなし、こういうお誘いには乗るように心掛けてもおり、これ幸いと参加してみました。

教本があるので、唱えること自体は何とかできるのですが、まあタイ語なので、正直何を唱えているのかはまったくわかりません。言葉もたどたどしくついていくのがやっとではあったのですが、それでも唱えているうちに、日本のお寺でのお経を唱和している気分になってきたのは不思議な感覚でした。
宗派や言語の違いはあれど、等しく仏教であるというDNAレベルでのつながりを感じたのか… あるいは用いる仏教用語が同じだったりするのか… はたまた、トランス状態になる感覚は一緒なのかも…

とりあえず、思いもよらない巻き込まれ体験も旅の醍醐味だなあ、と思ったひとときでした。

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