ライト教養でありつつ骨太な書物

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ubiquitous vol.1  
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 今日は村上春樹『1Q84』BOOK1の前編を読み終わりました。やっと1/6。道のりが長い。話が難しくなったら分からなくなって読めないかもしれないと危惧している。今のところは面白いからペース早めにいきたいところではある。

 本はバイトの通勤時に読むことが多かったのですが(これがタイミング的にとてもよい)そのバイトもないので読むペースが崩れがちである。惜しいことだ。今日は非常に、とにかく暇だった。やることも状況も昨日と変わっていないのに見る先だけがくんと落ちていた。というか何も見ていなかった。

 また『裏世界ピクニック2』読了。手早くハッピーになれる。文芸の書き方を忘れてはいけないので読みすぎ注意ではある。ハッピーになれる。個人的な趣味としては裏世界の構造を延々と語ってほしいぐらい。わたしにはオタクのみならずSFの才能があるかもしれない。

 『編集とはどのような仕事なのか』も読んでいるけど自分の身に(努力と運が実を結べば)降りかかる困難だと思うと全く楽しい気持ちで読めない。自分は人よりは本を読むのも好きだし書くのも好きという自覚はある。しかし、それと売れる本の企画はまた別問題なんだと読んでよりいっそう感じる。もちろん十分にそれについて考えたことがないというのも原因としてあると思うが、どうも天性で得意とは言える気がしない。

 マイペースだから周りの人間の動向を気にしたことがなかった、だいたいそれが敗因の気がする。

 もっと本を作るんだとぎゃんぎゃん騒いで人間を巻き込んで実働すればいいのだろう。(それにはまだ覚悟も自信も足りない?)

 ゲームの影響とかも最近は強いので、西洋でも国内でもちょっと頑張れば古典に回帰できそうな気がするんだけどな。もっとガンガンオタクに教養を売ればいいんだよ。ライト教養でありつつ、断片的でなくてきちんと学問の面白さのわかる骨太な書物が作りたい、というかそれはわたしが読みたい!!!引きずりこもうぜ!!!

 あとは理解力の本。これもテクニックとか断片的なものを集めるのは簡単だけど、もう一段上に行くには2個づつ3個づつでもいいからつながりと面白さ重大さ有用さが伝わるものでなくてはいけないとか。

 それから何に関わらずブックガイドがもっと身近に欲しい。信頼のおける人間のブックガイドでお手軽に芋づる式に興味のあるものだけ読みたい。できればちゃんと紹介文が読みたい。AIのデータバンクではなくて。

 書籍ならではの強みと言ったらそこに「編集」(なんらかの読みやすくなる意図)があることだと思うのでそれが押し出せたらな、と思う。全体で一つの意味になる読書であるとか、トピックの興味深い周辺部分までカバーできる内容だとか。まとまった分量であるのもいい。自室で寝かせておけるのもいい。わたしは自分で思ったよりずっと本が好きらしい。

 同時に、ネットで本同士、或いはネット記事と本がもっとたくさん強く結びついたらいいのになと思ったりもする。その辺の組み換えのしやすさはネットに強いものがありそう。

 あとは充電を気にしなくていいところ。目も疲れないし。

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