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白浜維詠
2021年12月31日 10:07
皆さん、僕の名前は藤原惟光25才。平安中期の価値観ではちょい枯れです。近衛大将光源氏の執事職である家司《けいし》。という役職で貴族の端くれなのですが…冒頭から僕は泣きながら荷物をまとめて妻子に別れを言っています。「いいかい、最低でも3年は都に帰らないつもりだからお前たちは実家に帰ってあまり目立たないように過ごすのだよ…あのフ○ッキンな右大臣の世の中なんてどうせ長くは続かないだろうか
2022年1月1日 11:12
光源氏とその従者たちは隠遁先の須磨で最初は別れた妻子を思って泣き暮らしてましたが二月三月も経つと…「こうして田舎暮らししてると俺たち通勤しなくても食うのに困らないいい身分だったんだなー」「ほーんとほんと落ち延びてきた貴公子、と現地で噂が広まって頼んでもいないのに漁師たちが貢物くれるし新鮮な海鮮うめーし隠遁ライフも悪くないなー」と宮仕えから開放された僕らは貴族階級の有り難みを噛み締めなが