海よりも君に飛び込みたかった

送信

ぬるくなった風に夏の終わりと秋の始まりを感じました。それは私の後悔の始まりでした。

夏、18歳、花火。全てが当てはまったけど、全てがあてはまらなかった。
言えばよかった言葉、当てはまる数は数多く。一言で君とのこの夏が変わることなんて知ってたよ。それでもその一言が言えなかった。私は勇気がなく平々凡々な人間だ。
10年前の私よ聞こえはしないけど届いて欲しい。
その一言全ての人生は変わる気はしないけど。大きな後悔は消えるはずだ。私は臆病で億劫で弱いけど、きっとあなたなら変えてくれると信じてます。

「夏、私は届くかは分からない恋をするでしょう。１つの大きな勇気が出なくて大きな大きな後悔を一生かけて償うでしょう。どうかあなたにはそんな後悔をして欲しくないと思ってます。二人で花火を見た18歳の夏。どうか喉の奥に詰まった『好きです』を伝えて欲しいです。その結果は言えなかった私には分からないけどきっと貴方の将来起こりうる後悔は無くなるでしょう。どうか無力で後悔している私にはならないでください。最後の線香花火が私にはすごく綺麗で今でも鮮明に残ってはいます、でもいつも影が残ってます。海よりも君に飛び込みたかった。10年に経っても悔やみますどうかどうか貴方には幸せになってください。私は私でこの時代で気持ちを伝えます。秋を感じる頃に幸せをお互い感じれたらいいと願ってます。何もしなかった私に勇気をください。10年前の私へ」

返信

「聞こえますか、見えますか。きっと届くのは難しいでしょう。でも貴方の手紙は届きました。貴方の後悔が私を突き動かしたのです。夏、18歳、花火。私には全部当てはまったよ。貴方のおかげです。届かないのは知ってるけど貴方のが届いたからきっとこれも届くと思ってます。どうか後悔に押しつぶされないでください。ここに貴方はいないけど私は貴方を感じてます。夜が明けてしまう前に秋が押し寄せる前に貴方の後悔が後悔で終わらないように願ってます。10年先の私へ」

返信の返信

「届いてるか分からないけど貴方の手紙は届きました。貴方の勇気に私は強くなれました。10年の時を経て夏、18歳、花火、全てが当てはまったよ」

10年超えて海よりも君に飛び込めた。